国務院新聞弁公室が14日発表した白書『中国の食糧安全保障』によると、中国の食糧総生産量は新たな段階に上がり、2015年は6億6000万トンとなり、4年連続で6億5000万トン以上の水準で安定している。新華社が伝えた。
白書によると、中国は人口で世界の5分の1近くを占め、食糧生産量で世界の約4分の1を占める。中国は自らの力によって食料不足から食糧自給、さらに満ち足りた食糧という歴史的転換を実現した。これは中国国民が自らの発展によって得た偉大な成果であり、世界の食糧安全保障への重大な貢献でもある。
2018年の中国の食糧生産量は6億6000万トン近くで、1996年の5億トンから30%以上増加し、1949年の1億1000万トンと比べると6倍近くになった。現在中国の人口1人当たり食糧生産量は約470キロで、1996年の414キロから14%増加、1949年の新中国成立時と比べ126%増加し、世界平均を上回っている。
中国は穀物の基本的自給を実現し、食糧の絶対的安全を確保している。現在、中国の穀物自給率は95%を超える。ここ数年、米と小麦の生産量には余裕があり、完全な自給を実現。輸出入は品種調整が中心だ。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年10月15日