米平和を求める退役軍人の会、米華人和平会、駐米中華総会館などの民間組織の代表者が16日午後、ナンシー・ペロシ米下院議長のカリフォルニア州・サンフランシスコの事務所を訪れ、抗議状を提出した。米下院がいわゆる「香港人権・民主主義法案」を可決したことに反対し、中国への内政干渉を直ちに停止するよう米国の政治家に求める人々の声を示した。
抗議状は「香港の少数の暴徒が数カ月に渡り警察と一般人に悪質な暴行をはたらき、香港社会及び政治の安定を脅かしている。経済が後退し、日常生活に危険が満ちている。ところが米議員は冷静と平和を訴えず対立を煽り、間接的に違法集会と暴力を支持している」と指摘した。
抗議状は米下院に対して、中国への内政干渉を直ちに停止し、ホームレス、医療保障の不足、住宅危機、貧困率の上昇、銃の暴力など、米国の社会問題を重視するよう訴えた。
サンフランシスコ・ベイエリアの米平和を求める退役軍人の会の代表者であるジョン・ウォルシュ氏は「他国への内政非干渉は基本的な国策であるべきだ。私は米国の他国への干渉に反対する。香港への干渉は米政府の奢りと偽りを露呈している。これは正常な国の姿ではない」と述べた。
活動の発起人は「米下院が可決した香港に干渉する法案は、広い民意を代表しておらず、米国内部の反中勢力の政治的意図を反映している。ペロシ氏の下院選挙区はサンフランシスコにあるが、選挙区の人々の声に耳を傾け、間違ったやり方をやめることを願う」と表明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年10月18日