中国、太平洋島嶼国における「友人の輪」を拡大

中国、太平洋島嶼国における「友人の輪」を拡大。第3回中国-太平洋島嶼国経済発展協力フォーラムが21日、サモアの首都アピアで開催された。現地紙は21日、同フォーラムは4年毎に、太平洋島嶼国と中国で持ち回り開催されていると伝えた…

タグ:太平洋 島嶼 経済 発展

発信時間:2019-10-22 13:44:36 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 第3回中国-太平洋島嶼国経済発展協力フォーラムが21日、サモアの首都アピアで開催された。現地紙は21日、同フォーラムは4年毎に、太平洋島嶼国と中国で持ち回り開催されていると伝えた。同フォーラムの今年の新メンバーは、先月台湾と「国交」を断絶し、中国大陸部と国交を結んだソロモン諸島とキリバスだ。


 豪シンクタンク、ローウィー研究所の太平洋島嶼国計画主任は同紙に対して、「中国は同フォーラムに高官を派遣することで、この地域を非常に重視しているという強い姿勢を地域諸国に示した」と分析した。


 胡春華氏は21日の会議にて、太平洋島嶼国の経済・社会発展をさらに支持する8つの措置を発表し、国交を結ぶ島嶼国首脳と共に「中国-太平洋島嶼国経済発展協力行動綱領」の署名を見守った。胡氏はサモア訪問中、国交を結ぶ島嶼国首脳、代表団団長、島嶼国関連地域組織の責任者ら10人と会談した。「一帯一路」の共同建設、貿易・投資、インフラ、農林・漁業、観光、気候変動対応などの分野の協力、及び共に関心を寄せる話題について意見交換した。また関連協力文書の署名を見守った。


 豪公共放送ABCの21日の報道によると、中国はフォーラム開幕前、サモアと7つの協定に署名した。これには教育、電子商取引、投資、インフラ、農業などの分野が含まれる。サモアのトゥイラエパ首相は「本フォーラムは中国企業の誘致など、中国と太平洋島嶼国間のより良い協力関係の構築を模索する。これはわが国及び国民の持続可能な発展と繁栄を戦略的にサポートする」と述べた。


 英ガーディアン紙は21日、同報告書の内容を引用し「中国の援助はよりスムーズで、現地の政治エリートの需要により合致し、前提条件もより少ないと判断されている。太平洋島嶼国の高官は、煩わしい規則ではなく実益をもたらす中国を好むと述べた。モリソン豪首相が先週フィジーを訪問した際に、中国の存在感が余すところなく示された。モリソン氏が乗る車はフィジーのバイニマラマ首相と会談するため、フィジー中国友好橋や、中国が資金援助する30階建ての高層ビルの建設現場を通過する必要があった。これは太平洋島嶼国で最も高い建築物になる」と報じた。


 西側メディアは頻繁に、中国の太平洋島嶼国地域における影響力の課題を誇張して伝えるが、豪州は依然として太平洋地域における最大の二国間援助国だ。豪州が理由もなく中国の「債務の罠外交」を批判しなくなったのは、競争戦略に微妙な変化が生じたためと分析されている。彼らはまた、米国や豪州が何を言おうと、太平洋島嶼国が中国の投資と貸付を歓迎することを意識した。本フォーラムの開幕前、豪州が20億豪ドルを出資する太平洋インフラ銀行は、地域内の隣国と初の融資契約を結んだ。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年10月22日

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