香港民間団体「同心護港」が3日に抗議集会とデモ行進を行い、米国当局によるいわゆる「香港人権・民主主義法案」の成立に反対した。参加者は百人弱。
3日午後1時頃、「同心護港」のメンバーが中環の遮打花園で集会を開いた。人々は国旗と区旗を持ち、「香港に侵入する米国の覇権を批判、中国の内政干渉は香港から出ていけ」と書かれた横断幕を掲げ、「香港は中国の領土」「中国香港の内政は米国の干渉を許さない」と叫んだ。
参加者は中国国歌を高らかに歌った後、複数のグループに分かれ中環・花園道の駐香港米国総領事館に移動しながら、国旗と区旗を振った。「香港は中国の領土」「中国香港の内政は米国の干渉を許さない」といったシュプレヒコールが上がった。デモ隊が目的地に到着すると、「同心護港」の数人の代表者が総領事館の代表者に抗議文を渡した。
「同心護港」の招集者である曹達明氏は、「米国は裏で暴徒を操り香港社会の秩序を乱しているばかりか、いわゆる香港人権・民主主義法案により中国香港の事務に公然と干渉している。そのため国と香港を愛する人々は団結し、民主主義という偽の旗印を掲げ香港で混乱を引き起こす米国を許してはならない」と述べた。
退職者の香港人、郭綺華さんは活動の参加者の一人だ。「米国が香港事務に乱暴に干渉し強く憤っている。今回の抗議活動により、中国の領土の侵略と陵辱が認められないことを米政府に分からせたい」
香港市民の蔡さんは記者に、「暴徒が香港各地で破壊をほしいままにし、各業界が大きな影響を受けている。一般市民は安心して生活できず、外にも出られないほどだ。これはみな米国の仕業であり、厳重に抗議しなければならない」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年12月4日