エジプトのニュースサイト「埃中新聞網」の王永鴻編集長は中国に帰国し、取材を行った。京張高速鉄道の正式な開通により、彼の故郷である張家口市の太子城氷雪タウンが活況を呈していた。
王氏は喜び、「京張高速鉄道が2022年北京冬季五輪を応援する。私の故郷の張家口は新たな発展のチャンスを迎えた」と語った。
親戚訪問、旅行、視察、投資、創業のため帰国する多くの華僑・華人は今や、高速鉄道の利便性を実感している。彼らは風を切り前進する高速列車の中で、「発展の活力あふれる中国が猛スピードで前進中」と心から感嘆を漏らした。
「中国一」から「世界一」へ
北京と張家口を結ぶ高速鉄道が昨年12月30日に開通し、営業開始した。中国の指導者は「百年の歴史を振り返ると、京張高速鉄道がいっそう意義重大と感じる」と指摘した。
原籍が張家口の王氏はこれを深く実感している。「私は幼い頃から、中国鉄道の父と呼ばれる詹天佑が京張鉄道を建設した物語を知っていた。これは中国が史上初めて自主建設した鉄道だ。百年以上の時が流れ、京張高速鉄道は世界初の自動運転高速鉄道になった。中国一から世界一になった京張鉄道に誇りを覚える」
「亮点国際新伝媒」の張萍編集長は昨年10月、河北省で世界華文メディアフォーラムに出席した際に張家口を訪れ、冬季五輪メイン会場を視察し京張高速鉄道の建設状況を調べた。「京張高速鉄道は5G信号をカバーし、北斗システムで測位を行い、深い印象を受けた。私と中国語メディアの同業者は、2022年に京張高速鉄道に乗り冬季五輪を観戦することを約束した」
ワイヤレス充電、スマート照明調節、色が変わる車窓、バリアフリー設備――正式な開通後、京張高速鉄道のハイテクがお披露目された。オーストラリア豪中ビジネスサミットの楊東東主席は、「自主設計・建設のゼロからの突破から世界最先端の水準へ、時速35キロから350キロへ、蒸気機関車から北斗衛星測位を受けるスマートな高速鉄道へ。京張鉄道は中国の産業の無から有、弱から強への変化の縮図で、中華の大地の大きな変動を見守った」と称賛してやまなかった。
ニュージーランド中華青年連合会の孫朕邦会長はこのほど、子供を連れて帰国し観光を楽しんだ。彼は早くから「天安門と故宮を訪れ、京張高速鉄道を体験し、八達嶺高速鉄道駅で下車し長城を登る」という北京旅行の計画を立てていた。