「一帯一路」の麗しい名刺に
メディア関係者である張萍氏は、頻繁にインドネシアに出張している。彼女はジャカルタとバンドンを結ぶ高速鉄道の建設状況に注目している。
同高速鉄道はジャカルタとバンドンの2大都市圏を結び、全長は142.3キロ。中国の全技術をセットで輸出する初の高速鉄道で、東南アジアで設計上の最高時速が350キロにのぼる高速鉄道でもある。2021年の竣工・開通後、ジャカルタとバンドン間の鉄道移動時間は現在の3時間以上から40分に短縮される。
同高速鉄道の着工前、張萍氏は中国語メディアの記者として関係者を取材し、中国・海南島の環島高速鉄道の建設・運行状況を紹介した。「中国の熱帯の島における高速鉄道建設の成熟した経験は、インドネシアの参考になる」
一帯一路の拡張に伴い、中国の高速鉄道が海外進出のペースを上げている。習近平総書記は、「高速鉄道は中国製の麗しい名刺で、中国の対外経済・技術協力の人気商品になった。チャンスをつかみ、流れに乗り前進しなければならない」と指摘した。
張萍氏は、中国によるジャカルタ・バンドン高速鉄道の建設援助は、インドネシアのインフラを改善し、市民の移動の利便性を高め、沿線の産業及び経済の発展をけん引すると考えている。「中国は実際の行動により、一帯一路が協力・ウィンウィンの道であり、関連国の人々に確かな利益をもたらすことを証明する」
張紅陽氏は、「多くのフィリピンの知り合いは、中国の高速鉄道を称賛し、敬意を表している。政府が中国の高速鉄道技術を導入し、交通問題を改善することを願う。中国の高速鉄道の海外進出は技術をもたらすほか、中国の友好的なイメージを示した。これは国家間の各分野の協力を促進する」と述べた。
王氏はエジプトで「大美中国」をテーマとする写真展を開催した際に、高速鉄道をテーマとする作品を選び、現代中国の発展の姿を示した。「高速鉄道は中国の経済成長に新たな動力を提供した。中国の高速鉄道技術は世界経済に加速度を提供する」
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年1月18日