​中国の努力、感染症の他国への拡大を阻止=外交部

​中国の努力、感染症の他国への拡大を阻止=外交部。2012年の中東呼吸器症候群の死亡率は34.4%。エボラ出血熱の死亡率は40.4%。今回は中国側の弛まぬ努力により、中国域内の新型コロナウイルス感染による死亡率は約2.1%となっており、その他の感染症を大きく下回っている・・・

タグ:感染症 公衆衛生 WHO ウイルス

発信時間:2020-02-05 13:52:28 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 外交部の華春瑩報道官は4日の定例記者会見で「3つの事実」を挙げ、中国側の努力により他国への感染拡大が効果的に阻止されたと指摘した。


 記者からは「世界保健機関(WHO)執行理事会第146回会議において、WHOのテドロス事務局長は警戒は必要だが、過度な反応は必要ないと改めて強調した。またWHOは各国に対していかなる旅行・貿易規制措置も勧めないと述べ、各国に対して証拠に基づく納得できる措置を講じるよう呼びかけた。テドロス氏はまた、デマと間違った情報の伝播の危害について警鐘を鳴らした。中国側はこれについてどのように論評するか」との質問があった。華氏は次のように回答した。


 テドロス氏は最近、今は恐怖ではなく事実を必要とする時だと再三強調している。ウイルスは恐ろしいが、それよりもデマや恐慌の方が恐ろしい。そのためWHOは各国に対して、事実に基づき納得できる措置を講じるよう呼びかけ続けている。


 感染症の発生後、中国側は前例のない厳しい感染対策を講じている。その多くがWHOの提案及び「国際保健規則」の要求を上回っている。これが事実だ。WHOが3日に発表した感染状況報告によると、中国を除く世界では153人の感染が確認されており、中国域内の患者の1%に満たない。米国で2009年に発生したH1N1型インフルエンザは214カ国・地域に蔓延した。中国側の努力により、他国への感染拡大が効果的に阻止された。中国側の感染対策は、WHOから「大流行に対応する新たな基準を打ち立てた」と称賛された。


 メディアの報道によると、2009年に米国で発生したH1N1亜型インフルエンザにより163万2300人が感染し、28万4500人が死亡した。死亡率は17.4%にのぼった。2012年の中東呼吸器症候群の死亡率は34.4%。エボラ出血熱の死亡率は40.4%。今回は中国側の弛まぬ努力により、中国域内の新型コロナウイルス感染による死亡率は約2.1%となっており、その他の感染症を大きく下回っている。これが事実だ。今月1日より、完治者の人数が死者数を上回るようになった。3日24時現在、完治し退院した患者は632人。我々は今回の感染症に打ち勝つ自信と能力を持っている。


 WHOは新型コロナウイルス肺炎について、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言したが、これは主に衛生体制が脆弱で、公衆衛生能力が不足している国に必要な国際援助を提供することが目的だ。これが事実だ。WHOは中国による旅行禁止令に賛成せず、さらには反対している。また中国の措置は揺るぎなき力強いものであり、中国側が感染症に打ち勝つことに終始自信を持っていると再三表明している。しかし防疫能力が高く、防疫施設が先進的な一部の先進国に限って過度な規制措置を講じている。これはWHOの提案にもとる。一部の米国メディア及び専門家でさえ、過度な規制はWHOが反対しており、ウイルス拡散のリスクを下げられるものではないとの観点を示している。


 あるドイツメディアは報道の中で、感染症に対して我々が同情と支援の心を持てば、恐れと恐慌は退くだろうと表明した。感染症の挑戦を前にして人間性を失えば、疾病対抗の戦いに敗れるだけでは済まなくなるというのだ。


 ウイルスに国境はない。感染症は一時的なものだが、協力は永遠に続く。公衆衛生の危機に直面する各国は団結・協力し、共に苦境を乗り越えるべきだ。これは各国の共通の利益に合致する。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年2月5日

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