グテーレス国連事務総長は4日、ニューヨークの国連本部で、新型肺炎の流行がもたらすかもしれない差別と人権侵害に警戒すべきだと述べた。
グテーレス氏は同日の2020年第1回記者会見で、「新型肺炎の流行拡大は速く、このような厳しい状況下では罪のない人に対する差別、人権侵害、汚名などの行為が出現することがあり、心配だ」と話した。
また、差別や人権侵害などの現象を法律で防止することは非常に重要だと強調し、国際社会に罪のない人とウイルス感染者に配慮し、彼らが侮辱や汚名を受けないようにするよう呼びかけた。
グテーレス氏は、「流行の急速な拡大に対し、中国は膨大な資源と力を投じて対応し、国連は中国のウイルスと対抗する努力を十分に認めている。国連も最精鋭の力と最も優秀な資源を集めて流行に対応している。世界保健機関(WHO)、国際移住機関(IOM)、国連児童基金を含む国連の各機関は中国とその他の疫病流行の影響を受けた国に積極的に支援を提供している」と話した。
グテーレス氏は、国際社会に一致団結し、この困難な時期に中国とその他の疫病流行の影響を受けた国を支援するよう促した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年2月5日