外交部:米国は中国の感染症に過激な反応、WHOの提言に背く

外交部:米国は中国の感染症に過激な反応、WHOの提言に背く。中国外交部の華春瑩報道官は2月3日の定例記者会見で、米国が中国の感染症流行に過激な反応を示し、過剰な対応措置を講じたことは世界保健機関(WHO)の提言に背く行為だと述べた。また、中国側は公開かつ透明、責任ある態度でWHOや国際社会と引き続き協力していく考えだと強調した…

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発信時間:2020-02-04 13:30:13 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 中国外交部の華春瑩報道官は2月3日の定例記者会見で、米国が中国の感染症流行に過激な反応を示し、過剰な対応措置を講じたことは世界保健機関(WHO)の提言に背く行為だと述べた。また、中国側は公開かつ透明、責任ある態度でWHOや国際社会と引き続き協力していく考えだと強調した。


 同日に開かれた外交部の第1回オンライン記者会見で、ある記者は「一部の国が中国公民の入国規制措置を次々と発表し、うち、米国は中国旅行の危険レベルを最高に引き上げ、2月2日には過去14日以内に中国を旅行した全外国人の入国を禁止した。これについて、中国側はどのようにみているか」と質問した。


 華春瑩氏は以下のように回答した。感染症の発生後、中国政府は人民の健康の責任を持つという態度で最も全面的かつ厳格な予防・抑制措置を講じ、多くの措置は『国際保健規則』(IHR)の要求を上回り、WHO事務局長は「感染症流行への対応の新たな手本を成立させた」と称賛した。WHOのテドロス事務局長が新型コロナウイルス関連肺炎を「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」だと宣言したのは中国に「不信任票」を投じたためではなく、WHOが中国の感染症抑制能力に自信を持っているためである。不必要な海外旅行と貿易規制措置をとる理由はない。


 感染症の流行に対し、かなり多くの国が中国の対応措置を称賛し支持し、入国する中国公民への検疫強化などの措置を実施し、我々に理解と尊重を示している。一方で、一部の国、特に米国は中国の感染症流行に過激な反応を示し、過剰な対応措置を講じ、WHOの提言に背いている。


 華春瑩氏によると、米国政府は現時点で中国側にいかなる実質的な援助も提供していないどころか、最初に武漢から領事館職員を撤退させ、大使館の一部職員の撤退を提起し、中国公民の全面的な入国規制措置をとり、パニックを引き起こし拡散し、悪の先頭に立っている。米国のメディアと専門家も米国政府の措置に疑問を示し、「米国政府の対中規制措置はWHOの方針に背いている。米国側は過剰な自信をパニックと過剰な対応に変えている」と指摘した。過去14日以内に中国を旅行した外国人の入国を禁止するなどの措置も公民権の侵害にあたる可能性があり、ウイルス拡散のリスクを下げることもできない。実は、米疾病対策センター(CDC)の報告によると、米国で2019~2020年のインフルエンザ流行時期に1900万人が感染し、1万人以上が死亡した。2月2日時点で、中国の新型コロナウイルス関連肺炎の感染者は1万7205人、死者は361人で、475人が治癒している。米国での感染者はわずか11人である。これらの数字に深く考えさせられる。カナダ公衆衛生庁の長官は、カナダは米国に倣い中国人および中国を訪問した外国人の入国を規制したりはせず、入国禁止という方法には根拠がなく非合理的だと明言した。これは米国側のやり方と真逆である。


 華春瑩氏は、「我々は関係国が理性的、冷静、科学的に判断、対応することを望む。中国側は公開かつ透明、責任ある態度でWHOや国際社会と引き続き協力していく考えである。我々もこの戦いに迅速に打ち勝つ自信と能力を持っている」と強調した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年2月4日

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