WHOの国際専門家チーム、中国で新型肺炎を調査へ

WHOの国際専門家チーム、中国で新型肺炎を調査へ。世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は9日深夜、「WHOの国際専門家チームは、新型コロナウイルスの感染状況を調査するため中国に向け出発した」と表明した・・・

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発信時間:2020-02-11 13:35:15 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は9日深夜、「WHOの国際専門家チームは、新型コロナウイルスの感染状況を調査するため中国に向け出発した」と表明した。


 テドロス氏はツイッターアカウントで、「空港でWHOの国際専門家チームを見送ったばかりだ。彼らは中国に行き、現地で新型コロナウイルスの感染状況を調査する。カナダの疫学専門家及び緊急事態専門家で、突発的な公衆衛生事件の処理の経験が豊富なBruce Aylward博士が専門家チームを率いる」と投稿した。テドロス氏は専門家チームに関するそれ以外の詳細な情報を明らかにしなかった。


 WHO健康危機管理プログラム責任者のマイケル ・ライアン氏は先ほど、「WHOの国際専門家チームのメンバーは、臨床管理、ウイルス学、ワクチン・薬品開発、生態調査、動物衛生、疫学、公衆衛生、リスク拡散などの分野をカバーする。専門家チームの訪中目的は、中国の同業者による今回の感染対策の経験を学び、彼らの経験を世界に伝え広めることだ」と述べた。


 テドロス氏は同日ツイッターで、中国、特に湖北省で新型コロナウイルスと戦う医療従事者に敬意を表した。


 テドロス氏は「中国、特に湖北省の数千人の医療従事者に敬意を表する。彼らは激務に耐えながら(新型肺炎)患者を看護し、新型コロナウイルスの科学分析に向けデータを集めている。最良の治療方法を見つけウイルス拡散を防止しようとする彼らの取り組みに全世界が感謝している」と表明した。


 テドロス氏は「専門家は国際協力により新型コロナウイルスに対応している。当初中国は遺伝子配列データを共有し、その後WHOはデマを払拭した。我々は情報の速やかな収集・分析・共有により世界の安全を守っている」と強調した。


 さらにテドロス氏は、「我々は科学の力により感染を抑制しなければならない」と繰り返した。


 WHOは6日、今月11、12日にジュネーブにて、新型コロナウイルスを対象とする世界研究・イノベーションフォーラムを開催すると発表した。世界の科学研究の力を集め、新型コロナウイルス対策の研究の重点を確定し、より効果的な診療プランを早期発見し、安全かつ効果的なワクチンを開発するとした。


 情報によると、同フォーラムはWHOとGloPID-R(Global Research Collaboration for Infectious Disease Preparedness、感染症のアウトブレイクに対する国際連携ネットワーク)が共催する。世界の有名科学者、及び公衆衛生機関、各国の衛生部門、研究資金援助機関などの人員が集まる。



「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年2月11日


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