米国の国内では最近、「新たな冷戦」「断絶」「文明の衝突」といった過激な主張が氾濫しており、中米関係と中米両国民の利益を大きく損ねている。またこの過激な思想は絶えず壁にぶつかり、批判を浴びている。民意に背くことはできない。中米を衝突と対抗に向かわせ、中米の国民間に人為的にわだかまりと敵意を作る企みが成功することはない。
先ほど中米は第1段階の経済貿易合意に署名した。これは再び、中米に差と食い違いが存在するが、両国が幅広い重要な共同の利益を持つことを証明した。和すれば共に利し、争えば共に傷つく。双方が歴史と世界の流れに順応し、相互尊重と平等な交流を貫けば、克服できない困難、解消できない難題は存在しない。
未来を見据え、我々は米国側と戦略的意思疎通を強化し、両国関係の新たな戦略的枠組みを再構築し、両国の世界観に関する戦略的調整を強化することを願っている。協調・協力・安定を基調とする二国間関係を構築し、協力とウィンウィンの正しい軌道に戻らせることを願う。
新たな歴史の節目を迎えるなか、米国の新たな対中政策に関する大論争は、今後50年・100年の中米両国及び世界の運命に関わる。我々は中米関係の未来について理性的かつ正しい選択をし、人類の平和と繁栄に資する選択をするべきだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年2月13日