世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は10日の定例記者会見で「WHOの国際専門家チームの第1陣がすでに中国入りした。中国側の専門家と共に新型コロナウイルスによる肺炎と戦う」と述べた。新華社が伝えた。
テドロス事務局長によると、感染症と危機管理対応の専門家であるカナダのブルース・アイルワード博士率いる国際専門家チームの第1陣がすでに中国入りした。チームは10~15人で構成され、中国側の専門家と肩を並べて戦い、「問題に対処するのに十分な専門知識」を保証する。
WHOで衛生分野の緊急プロジェクトを担当するマイケル・ライアン氏は記者会見で「国際専門家チームの多くのメンバーと中国側の専門家は互いをよく知っているうえ、過去に協力したことがある。従って今回双方は『協力を構築した』わけではなく、『協力レベルを引き上げた』だけだ」と説明。
「専門家チームの今回の訪中は学ぶことも目標だ。新型コロナウイルスに関する知識をさらに多く学ぶだけでなく、中国の科学者と感染症学者がウイルスについてどのように調査しているかも学び、現場のコミュニティーからシステムのトップまでの公衆衛生上の対応体制を把握する」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年2月12日