東南アジア諸国連合(ASEAN)非公式国防相会議が19日、ベトナムの首都ハノイで開催された。各国の国防相は共同声明の中で、新型コロナウイルス肺炎と戦う中国の取り組みを高く評価すると同時に、ASEAN諸国は感染対策の協力を強化すべきと強調した。
同声明は新型肺炎の感染状況に深い懸念を表し、中国の感染対策の取り組みを高く評価した。また感染の影響を受けている国、地域、国民に慰問の意を表した。
同声明は、ASEAN諸国は心を一つにして協力し、今回の感染症に対応すべきとした。またこれに関する軍事医学、情報共有などの防衛協力を強化すると約束した。
ベトナムのゴ・スアン・リック国防相は会議の挨拶で、「今回の会議はASEAN諸国が軍事医学、人道支援などの分野で実務協力を展開するための基礎を固めた。ベトナムは各国に協力を強化し、ASEAN諸国の軍事医学方面の対応能力を高めるよう呼びかけた」と述べた。
ASEAN事務局長の林玉輝氏が同日の会議に出席した。
中国及びASEANの新型肺炎問題に関する特別外相会合が20日、ラオスの首都ビエンチャンで開催される。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年2月20日