湖北省に赴いた中央指導チームは連日、あらゆる手段を講じ患者の治療を行い、収容率と完治率を高め、感染率と死亡率を下げるよう地方に指導している。
重症者と軽症者の治療を強化するため、孫春蘭副総理(中共中央政治局委員)は中央指導チームを率い、現場の医療従事者を慰問した。病院の専門家チームの意見と提案に耳を傾け、関連部門に対してサポートを強化するよう求めた。
孫氏は「現在の治療において、すでに効果的な経験が形成されている。直ちに総括し、医療機関での普及に適した規範的なフローを形成するべきだ。重症者に各分野の医療チームを集中させ、重症者の死亡率を引き下げるため全力で取り組むべきだ」と述べた。
全国各地及び部隊の医療従事者(呼吸、感染、心臓、腎臓など各分野の専門家)3万人以上が現在、湖北省の武漢市に駆けつけている。武漢の重症専用医療従事者は1万1000人にのぼり、全国の重症医療従事者の1割弱を占めている。
孫氏は「湖北省武漢市の感染対策には積極的な変化が見られるが、状況は依然として深刻だ。救助・治療活動は開始時期を早め、軽症の重症への発展を回避しなければならない。仮設病院、隔離観察エリアの治療活動もさらに強化・細分化し、中国医学・西洋医学を結びつけ治療を徹底する」と指示した。
中央指導チームは湖北省及び武漢市に対して、発熱患者の検査をさらに強化し、感染源を根本から切り離し、感染ルートを遮断するよう指導・指示した。湖北省及び武漢市は現在、発熱患者の検査をさらに強化している。検査・搬送・収容・治療の4つのサイクルの切れ目なき連結をめぐり、収容搬送ルートをスムーズにし、患者を直ちに関連医療機関に搬送できるようにし、全面的な治療を実現する。武漢市指定病院は45軒に増えており、ベッド数は1万9161床。全面的に12軒の仮設病院の使用を開始し、ベッド数は2万床を超える予定。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年2月20日