現地時間2月29日正午の時点で、イランでは新型コロナウイルスの感染が確認された患者数が合わせて593人に上り、うち123人が全治、43人が死亡しています。2月29日の新たな感染例は205人で、うち2人はイラン議会の地方代表だということです。
イラン国営テレビが2月28日の報道によりますと、向こう1週間がイランでは感染拡大のピークになります。イラン各部門はそれに備えて、準備作業を急いでいます。感染が最も深刻なゴム市は2カ所の病院が治療拠点となり、病床数600床以上が提供され、このほか、2つの病院が待機しています。首都テヘランでは9カ所の病院が治療拠点に指定され、病床数は十分だということです。
現在、イランではほとんどのスポーツ試合が中止され、観光地や映画館など複数が休業しています。全国の学校は3月2日まで3日間連続して休校となるため、テレビ局から学生向けにオンライン授業が行われます。
2月25日と26日、駐イラン中国大使館はマスク25万枚とPCR検査キット5000セットを支援したことに次いで、現地時間2月29日未明、中国の専門家グループが新たな医療物資と共にテヘラン入りしました。イラン衛生部門の幹部らは中国が提供した医療物資と技術支援に感謝の意を示しています。
「中国国際放送局日本語版」2020年3月1日