新型コロナウイルスを前に世界は平等の観念が必要

新型コロナウイルスを前に世界は平等の観念が必要。平等という観念は現代文明を明るく照らす一筋の光だ。新型コロナウイルスによる肺炎を前に、世界にはこの光が不可欠だ

タグ:肺炎 文明 国際 平等 感染

発信時間:2020-03-02 15:25:26 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

新型コロナウイルスを前に世界は平等の観念が必要--人民網日本語版--人民日報

平等という観念は現代文明を明るく照らす一筋の光だ。新型コロナウイルスによる肺炎を前に、世界にはこの光が不可欠だ。異なる国、人種、民族の人々は運命と苦楽を共にしており、共に努力して、手を携えて感染症と戦う行動は、平等に接し合い、平等に助け合い、平等に協力する文明の章を記す。


生命という権利を前に、全ての国家、人種、民族は一律平等だ。どの国においても、人々の生命の安全と身体の健康は守られ、保障されるべきだ。どの国においても、人種差別や他国に汚名を着せる行為は容認されない。各国はいずれも自国民の生命の安全と身体の健康を守ると同時に、他国民の生命の安全と身体の健康も守り、世界の公衆衛生上の安全に貢献する義務がある。これは開かれた包摂的な人類運命共同体を構築するうえで当然の事だ。


平等に接し合うのは正義の道だ。新型肺炎の発生以来、中国側は終始人類運命共同体の理念を堅持し、公開性と透明性及び責任ある姿勢で、速やかに世界保健機関(WHO)や国際社会と情報を共有し、各者の懸念に積極的に対応し、国際協力を強化し、感染の世界的な拡大を防いできた。中国が講じた最も全面的で厳格かつ徹底した感染阻止の措置によって、感染症に勝利するための貴重な時間が稼がれた。WHOの一部協力専門家の示した統計モデルは、中国の講じた人の移動を管理する措置によって、中国国内の感染拡大のスピードが2~3日遅くなり、中国国外への感染スピードが2~3週間遅くなったことをはっきりと示している。WHO事務局長上級顧問のBruce Aylward氏は「中国の講じたかつてない公衆衛生対応措置によって、新型コロナウイルスによる肺炎の症例は数10万例がすでに避けられるか、少なくとも遅らせることができた」と指摘する。


平等な助け合いは人間らしさの美だ。中国の感染症との戦いの正念場において、170余りの国の首脳や40余りの国際・地域組織のトップが電話、書簡、声明などで見舞いの意と支持を表明し、各国の国民や企業が実際の行動によって中国をサポートした。中国は自国での感染を予防・抑制・阻止する戦いがまだ膠着状態にある時においてもなお、感染の生じた他の国や地域に可能な限りの支援を行った。日本で新型コロナウイルス核酸検査試薬キットが不足しているのを知ると、中国側は検査キットを緊急寄贈した。韓国・大邱の感染状況が厳しいと、中国側は大量の医療用マスクを急遽用意した。イランで感染が突如発生すると、中国側は核酸検査キット及び医療設備を緊急寄贈したうえ、専門家チームを派遣した。尽きることのない大きな愛が世界の支援を必要とする場所へと温かい気持ちを届け、苦難を共にして助け合う美しい絵巻を繰り広げた。


平等な協力は勝利を得るための武器だ。「公衆衛生上の安全は人類の直面する共通の試練であり、各国が連携して対処する必要がある」。習近平総書記の明らかにした主張は、すでに国際社会の共通認識となっている。難関を制す非常に重要な時であるほど、なおさらに平等・包摂の目で互いを見て、心を合わせて協力する団結の意志を固め、平等互恵という協力の力を高める必要がある。中国側は絶えず国際・地域協力を拡大し、引き続きWHOと良好な意思疎通を保ち、関係国と防疫経験を共有し、抗ウイルス薬及びワクチン開発の国際協力を強化する。「新型コロナウイルスによる肺炎という重大な公衆衛生上の事態に対処するには全人類の知恵と協力が必要であり、人類運命共同体の構築の重要性が顕在化している」。「グローバル化」という概念を最も早く示した学者の1人であるMartin Albrow氏の呼びかけは国際社会が一様に重視する価値があり、各国はしかるべき責任感を示すべきだ。


感染症と戦う行動は、平等の光によって照らされる必要がある。正義の道を守り、人間らしさの美を堅守し、勝利に必要な武器を製造してこそ、人類社会の素晴らしい未来を開拓し続けることができる。(編集NA)


「人民網日本語版」2020年3月2日


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