中国への責任転嫁、米国の感染対策の「処方」にならず

中国への責任転嫁、米国の感染対策の「処方」にならず。中国と海外が手を携え感染対策に取り組む肝心要の時に、米国の一部の政治家は「中国ウイルス」という言葉を公然と使用し、勝手に中国に汚名を着せている…

タグ:感染対策 選挙 拡大 政治家

発信時間:2020-03-19 14:53:06 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 新型コロナウイルスが世界的に流行している。中国と海外が手を携え感染対策に取り組む肝心な時に、米国の一部の政治家は「中国ウイルス」という言葉を公然と使用し、勝手に中国に汚名を着せている。新華網が伝えた。


 ウイルスの命名には国際的な規範があり、国際社会の間ではすでに定論ができている。世界保健機関(WHO)はその正式名称を「COVID-19」とした。しかし米国の一部の政治家は新型コロナウイルスに中国のレッテルを貼り付けている。腹黒い下心を持っていると言わざるを得ない。


 感染症は最近、米国で拡散を加速している。全国50州のすべてに広がり、感染者が6000人を突破した。ホワイトハウスは米国の「緊急事態宣言」を出した。市民は政府の行動の遅れ、感染対策の不徹底を非難している。メディアは、中国が世界の感染対策のために稼いだ貴重な時間を政府が無駄にしたと批判した。この状況下、一部の米国の政治家は政策のミスを自己検査しないばかりか、でたらめなことを言い、他国に汚名を着せることで外からの視線をそらそうとしている。


 今年は米国の大統領選挙の年だ。選挙はトランプ政権にとって今年最大の政治だ。日増しに悪化する感染状況により、米国の金融市場で強硬ムードが強まっている。米主要3指数は8日内に3回サーキットブレーカーを発動し、前代未聞となった。トランプ政権は近年、米国の株価高騰を政権運営の成績としてきた。景気低迷の可能性が出て、選挙情勢に不確実要素が出るなか、ホワイトハウスは再び責任転嫁を思いついた。今回その標的となったのは、また中国だった。


 米国の政界では近年、中国への責任転嫁が常套手段になっている。常に一部の政治家が、中国を米国の国内問題のスケープゴートにする。米イェール大学学者、モルガン・スタンレー証券前チーフエコノミストのスティーブン・ローチ氏は「注意力をスケープゴートに向けさせることは、自身を見つめ直すことよりも容易だ」と指摘した。


 中国への責任転嫁は米国での感染拡大を防げず、米国自身の「病」を治療できない。感染状況が急を告げるなか、各国が手を携え感染対策に取り組むことが最も重要だ。米国の政治家は、中国に罪を着せ責任転嫁する悪習を改めてみてはどうだろうか。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年3月19日

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