政治 > 新型コロナの感染者が40万人弱に、次の中心は米国か
新型コロナの感染者が40万人弱に、次の中心は米国か。感染者の増加率が最も高いのは米国で、23日には新規感染者が1万人を超え、死者は初めて100人を上回った。WHOの報道官は24日、米国の感染者が急増し、新たな世界の感染の「中心」になる可能性があると表明した…
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世界で初の感染者が報告されてから67日で10万人に達し、そこから11日で20万人に達し、さらにそこから4日で30万人に達した。世界保健機関（WHO）のテドロス事務局長は現地時間23日にこのデータを用い、新型コロナウイルスの感染に加速の傾向があると注意を促した。その後25日未明に発表されたデータによると、世界の感染者が40万人弱に達した。現在感染の「中心」となっている欧州において、イタリアの1日の新規感染者がようやく5000人以下に減少したが、死者は依然として600人前後という恐ろしい程度を維持している。スペインの24日の新規感染者は6500人以上、死者は514人で、「次のイタリア」になることが懸念されている。感染者の増加率が最も高いのは米国で、23日には新規感染者が1万人を超え、死者は初めて100人を上回った。WHOの報道官は24日、米国の感染者が急増し、新たな世界の感染の「中心」になる可能性があると表明した。
「医師と看護師の間で感染が広がっている。米国各地の医療従事者は、マスク、人工呼吸器、職員の不足が深刻と報告している」CNNによると、ビル・デブラシオNY市長は23日、ニューヨーク市の11軒の公立病院は今週を乗り切るのが精一杯で、その後はパンクすると表明した。ミシガン州、インディアナ州など多くの州が自宅待機命令を出し、全米で約1億5800万人が自宅待機を求められている。
トランプ大統領は23日の記者会見で、経済活動を早急に再開すると表明した。NYタイムズは、「トランプ氏はホワイトハウスの壇上から複雑なシグナルを発した。米公衆衛生局長官の発言に同意し、状況がより悪化する可能性があると述べたが、その後にウイルスに対する反応が過剰な可能性があるとほのめかした」と伝えた。アダムス米公衆衛生局長官は同日、「米国の感染者のうち若者の割合が高い。米国の状況は今週中さらに悪化する。市民はこの脅威を十分に重視していない」と述べた。
CNNは「トランプ氏とそのチームは現在、進退窮まっている。必要な厳しい感染対策を講じれば景気低迷に陥るばかりか、大恐慌に陥る可能性もある。半分のみの対策を講じれば、米国の史上最も深刻なパンデミックが生じる可能性がある」と論じた。米マンモス大学の最新の世論調査によると、米各州の州知事による新型コロナウイルス感染対策の得点はトランプ氏を大きく上回っている。トランプ氏の政治のライバルであるバイデン前副大統領は23日、ホワイトハウスの計画と準備作業の失敗が、米国の健康・経済危機を激化させたと述べた。「政府は長期に渡り、感染状況はコントロールされていると表明しており、かつインフルエンザと同一に論じてきた」
厳しい情勢のもと、米連邦準備理事会（FRB）は大きな動きを見せた。「必要なだけ」国債及び住宅ローン担保証券を購入すると発表した。資産購入規模の上限を設定していないことから、これは「上限なき」量的緩和策と見なされた。AFP通信は、これは米国経済を紙幣印刷で直接支えるようなものと論じた。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2020年3月25日
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