天津市津南区からの情報によると、同地区で建設中の天津国家会展中心(天津国家コンベンションセンター)プロジェクトはすでに全面的に工事を再開したもようだ。同プロジェクトは京津冀共同発展戦略に寄与し、北京の非首都機能分散の受け皿となる象徴的なプロジェクトで、来年6月に初の展示会となる中国建築科学大会・グリーンスマート建築博覧会が開かれる予定だ。
天津国家コンベンションセンターは中国商務部と天津市の共同プロジェクトで、広州・上海に続いて商務部が配置する全国で3番目の国家級現代化展示館だ。プロジェクトの総規模は134万平方メートル、総投資は175億元。2019年3月29日に着工、計画によると主体工事は年内に全て完了、内装も80%完了する予定だ。
同プロジェクトは2月20日に正式に工事を再開し、すでに4100名以上の作業員が従事している。天津市津南区副区長の邵将氏は、「このような大型プロジェクトの再稼動を推進するために、津南区は直ちに感染症防止・操業再開支援チームを設立し、建築材料の供給や省外出身の作業員の復職などの問題解決を支援している。また、工事現場や隔離エリア・生活エリア・食堂・バストイレの消毒、感染防止対策、従業員の体温測定、マスクの使用などについて全面的な現場指導を行なっている」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年3月27日