米国や一部の西側世論はいろんな角度から中国への攻撃を繰り返している。中国は感染者や死者のデータを隠蔽しているとか、中国が西側諸国に輸出した一部の医療品の品質問題をエスカレートさせたり、中国の外交を誹謗中傷したり、中国への「責任追及」を煽ったり、様々な反中・嫌中勢力がこんな時にぐるになって合唱している。環球時報が伝えた。
こうした合唱の台頭には3つの原因があると考える。一つは、そうした勢力固有の中国に対する偏った立場からくるもので、現状況下の必然的な反応といえる。2つ目は、中国は新型コロナウイルスを封じ込めたが、欧米諸国は深刻な状況に陥っているため反感を買っている。3つ目は、一部の国の政治家や学者らは自国の難局について説明できないため国民の怒りを中国に向けようとしている。
今後、中国に対する攻撃はさらに激しさを増すだろうが、そうした攻撃を相手にする必要はない。我々は引き続き感染対策の防衛線を守り、各国との連携を強めていけば、そうしたデマは結局大きな事実を前に屈するし、そうしたデマが今回の防疫に対する世界の認識をリードできるはずがない。
そして事実として次の3つのことがいえる。第一に、中国は感染症対策をうまくやったということ。我々は2カ月で状況を好転させた。全国十数億人という人口を抱える超大型社会にもかかわらず感染者の総数や死者数を他国と比べるとその事実は鮮明にうつる。これらすべてが中国政府と国民の非凡な動員力を示している事は世界の誰の目にも明らかだ。こうした肯定的な論述は中国に対する様々な政治的中傷を十分に蹴散らす力がある。時間が経つほど、こうした肯定的な論述は力を増すだろう。
第二に、初期の苦境から脱却した中国は今では世界の感染症対策を支援する力になっている。我々の医療物資や医療専門家は世界各地で活躍し、国際社会に対して非常にプラスの貢献をしている。いかに揚げ足をとろうが、中国のこうした基本姿勢が崩れることはない。誹謗中傷に対する中国の一番の反撃は渦中にある国により多くの誠意のこもった支援を提供することだ。どんな言葉も結局行動には勝てない。
第三に、中国は新型コロナ収束後の「再建」を最初に試みている国ということだ。新型コロナは確かに封じ込められたが、完全に終息したわけではない。まだリスクが残る中、操業・生産の再開や消費回復と感染症対策の兼ね合いを判断するのは非常に難しい。中国は世界各国のために先に道を探っている。順風であっても、いばらの道でも世界にとっては大きなプラスの価値となる。