中国教育部が31日に発表した公告によると、党中央及び国務院の同意を経て、2020年全国普通高等学校招生入学考試(大学入学試験)を1カ月延期し、7月7、8日に実施することが決まった。湖北省と北京市は感染対策状況に基づき、現地の入試の日時を検討し意見を提出できる。教育部の同意後、社会に向け発表される。
全国の本土における感染拡大にはほぼ歯止めがかかっているが、散発事例やクラスターの発生リスクは依然として存在している。域外では感染拡大が加速の流れを呈しており、中国の感染者輸入防止の圧力が持続的に拡大している。大学入試の延期により受験生の命の安全と体の健康を保障できる。受験対策を見ると、各地の始業延期により学生の復習・準備時間が影響を受けている。特にオンライン学習条件の劣る学生はより大きな影響を受ける。大学入試の延期により受験生の公平・公正を保障できる。大学入試の延期は感染状況と学習状況を総合的に考慮している。現在の状況に応じる必要性があり、公平を示す正当性もある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年4月4日