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発信時間：2020-04-03 11:07:02 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

　「中国が意図的に感染状況を隠蔽している」「中国から提供されるのは嘘のデータ」新型コロナウイルスが発生してから現在に至るまで、米国の一部の政治家が頻繁にこのような観点を示し、メディアによって広く報じられている。中国側はすでにさまざまな場で何度も反論している。中国外交部の華春瑩報道官は2日の定例記者会見で、再び関連する問題を耳にした際に、現場のメディアを通じ「中国隠蔽論」を持つ米国側の人物に向け「当初最も早く感染を発見した国が中国ではなく米国であったならば、米国側は中国政府よりも上手く処理していただろうか」と質問した。

　華報道官は続けて、米国国内の感染状況について5つの疑問を呈した。

　ー1月15日に米疾病対策予防センター（CDC）が新型コロナウイルスの警告を出し、1月25日に米国側が駐武漢領事館の閉鎖と職員の退去を宣言し、さらに2月2日に米国側がすべての中国人及び過去14日内に中国に渡航した外国人を対象に国境を閉鎖すると発表してから2カ月余りに渡り、米国側は何をしていたのだろうか。

　ー3月11日付NYタイムズの報道によると、米国の女性医師のHelen Chu氏が1月の段階で米国国内の感染について警鐘を鳴らし、2月に検査結果を報告していたにも関わらず、米国の監督管理機関が口封じを命じ、検査を停止させたのはなぜか。

　ーホワイトハウスが2月末に米国の当局者と衛生部門の専門家に対して、感染状況を公表する前にペンス副大統領のオフィスから承認を得るよう求めたのはなぜか。

　ーCDCが3月2日に検査数と死者数の関連データの発表を停止したのはなぜか。

　ー米ニューヨークプレスビテリアン病院のMcCarthy医師が3月2日にCNBCの番組で、病院が衛生部門に対して疑い患者の検査を懇願していると述べたのはなぜか。

　華報道官はこれらの疑問を呈した後に、次のように述べた。

　米当局者は自身の対応の不足に関する口実、スケープゴートをこれ以上探すべきではないと多くの報道が主張している。我々は米国側の現在の苦境、米国の一部当局者が直面している圧力を理解できる。中国人は米国人が現在受けている苦しみを非常によく理解し、また、非常に同情している。我々は人道主義の精神に基づき、米国の感染対策に力の及ぶ限り援助・支持を提供したい。

　しかしこの複数の米政治家の言論と行為は誠に無恥・無徳だ。我々は侮辱、中傷、責任と罪のなすりつけは失われた時間を取り戻さず、嘘をつき続けてもさらに多くの時間を浪費し、さらに多くの命の損失を生むだけであると何度も発言してきた。

　華報道官は、中国のデータは不透明という一部メディアのいわれなき批判について、世界保健機関（WHO）の責任者は4月1日にジュネーブで開かれた記者会見で反論したと述べた。華報道官はまた3月31日に続き、再び中国外交部の定例記者会見で中国側の感染対策の「タイムライン」を整理した。「湖北省中西医結合医院呼吸・重症医学科の張継先主任は2019年12月27日に最も早く、3人の疑い患者の診察を行ったと報告した。中国側は2020年1月23日に、武漢市の封鎖といったかつてない全面的・徹底的かつ厳格な措置を講じた」

　華報道官はさらに世界の権威ある学術誌、もしくは著名専門家の発言を引用し、次のように指摘した。

　中国側の感染対策は、世界的な感染拡大を阻止する貴重な時間を稼いだ。例えば米トップクラスの感染症専門家であるファウチ氏は、米国の一部の人物の要求に従い、中国は3カ月前に世界もしくは米国に感染状況を報告すべきだったと発言するのを拒否した、事実に合致しないからだと述べた。またランセットの編集長はBBCの番組で、中国が伝えた情報は非常に明瞭だったが、我々は丸2カ月の時間を浪費したと述べた。

　武漢市は確かに最も早く感染発見を公表した地域だが、感染源は厳粛な問題であり、専門家が事実に基づき科学的・専門的に評価・判断する必要がある。中国側はWHOの専門家による武漢の視察を受け入れた。米国の国内で複数の人物が終始この問題にこだわっているが、それならば米国はなぜ早急にWHOもしくは国際共同専門家チームの米国の視察を受け入れ、徹底的に調査を行わないのだろうか。

　私は誠心誠意、この複数の政治家に忠告したい。今この時に彼らは人々の命の安全と健康を政治より上に置くべきだ。政治の駆け引きを続け人々の命の安全を左右するのは極めて非道徳的で、極めて非人道的でもある。米国人を含む世界各国の人々から批判を浴びるべきだ。

　華報道官は10分以上使いこの問題について回答した。質問を行ったブルームバーグの記者は記録中に何度もうなずいた。華報道官はこの細部に注意し、その記者に「これについては我々の間で共通認識があるはずだ。あなたが取り上げた中国の誹謗中傷を続ける数人を含めて、我々の声をそのまま、全面的に、なるべく多く米国の人々に伝えて欲しい」と述べた。

 「中国網日本語版（チャイナネット）」2020年4月3日

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