対外援助を継続
「対外援助として、われわれは科学技術製品や科学研究員のほか、中国のプランと経験、感染症流行が厳しい地域に対する技術サービスを提供している」と徐南平氏は話した。
セルビアの大統領と首相は3月15日夜、同国政府が初めて外国から援助された防疫物資となる検査試薬キットが中国の華大基因から贈られたことについて、中国と中国国民に感謝を伝える共同声明を発表。3月26日には、中国がセルビアの防疫対策を支援するために派遣した医療専門家グループが現地到着後の数日間で、セルビアの政府要人や専門家との協議、病院と検査機関の視察を踏まえ、新型コロナウイルス感染の予防と抑制に関するアドバイスを行った。セルビア側は、中国の専門家によるアドバイスと支援のもと、スクリーニングの強化、臨時医療施設の改築を開始し、防疫対策を進めている。
3月22日時点で、華大基因が生産した新型コロナウイルス検査試薬キットは世界受注量が100万人分を超え、70カ国・地域に届けられた。日本、ブルネイ、タイ、アラブ首長国連邦、エジプト、ペルーなどにも運ばれている。
また、世界的に防疫対策が進むなか、中国の専門家はテレビ会議を通じて、中国の経験を世界と共有し、海外の同業者と重症患者の応急手当や院内感染の予防、処方などの診療手段を話し合っている。
3月25日の中欧防疫対策テレビ会議で鐘南山院士は、複数のCOVID-19グローバルオンラインフォーラムに参加し、ドイツ、イタリア、英国、ルーマニアなどの専門家と対策を話し合い、診療プランや医療スタッフ防護に関する経験を共有した。各関係者は、こうしたビデオ会議を通じて経験を共有するやり方に賛同しており、WHOと西太平洋地域の各国も、中国によるタイムリーな防疫対策の経験共有に謝意を示している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年4月6日