国連のドゥジャリク事務総長報道官は14日、国連がエチオピアの首都アディスアベバの物流センターを通じ、アフリカ諸国を対象とする感染対策物資の統一輸送を開始したと述べた。
ドゥジャリク氏は同日のオンライン記者会見にて、「国連世界食糧計画とエチオピア政府が協力し、アディスアベバのボレ国際空港に物流センターを建設した。この物流センターはアフリカ諸国への感染対策物資及び人道支援人員の輸送を担当し、かつアフリカ諸国の患者の搬送に協力する」と話した。
「本部をアディスアベバに置くアフリカ連合はアフリカ疾病予防管理センターを通じ、物資の配布を調整し、技術サポートを提供する。世界食糧計画の職員25人がボレ空港に駐在し、物流センターの24時間の運行をサポートする」
「グテーレス国連事務総長は医療条件の立ち遅れた地域及び紛争地域の感染対策能力に懸念を表した。アディスアベバ物流センターの建設により、グテーレス氏は国連の世界サプライチェーンを利用し、感染対策物資を統一的に手配できる」
情報によると、世界保健機関(WHO)の感染対策物資を積んだ航空機が13日、アラブ首長国連邦からアディスアベバに到着した。この物資はアフリカの32カ国に送られる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年4月15日