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「ナバロ式発想」、尽きることなき害をもたらす。
タグ：ナバロ ホワイトハウス通商製造業政策局
中国にたびたび悪口を浴びせるホワイトハウス通商製造業政策局のナバロ局長は20日、再び気炎を吐いた。先にワクチンを開発し世界のビジネス競争に勝利するため、中国が当初、感染症関連情報の報告を遅らせたかもしれないというのだ。
この「ナバロ式発想」は事実を無視し、科学の常識に背いている。周知の通り、新型コロナウイルス感染症が発生してから、中国側は終始オープンで透明で責任ある態度により、米国を含む国際社会に感染情報を速やかに報告した。中国側の報告には明確なタイムラインがあり、世界の専門機関及びメディアによって記録されている。
中国疾病予防管理センターは1月7日、新型コロナウイルスの分離に初めて成功した。中国側は1月8日、新型コロナウイルスを感染症の病原体であると初歩的に確認した。1月9日には病因学的鑑定で得られた初歩的な進展を世界保健機関（WHO）と共有した。1月12日にはWHOに新型コロナウイルスのゲノム配列情報を提供し、世界のインフルエンザ共有データバンクで公表され、全世界の共有を実現した。WHOのテドロス事務局長は「中国は記録的な短期間内に病原体を特定し、WHO及び各国とウイルスの全ゲノム配列情報を共有した」と指摘した。
科学の常識が少しでもある人ならば、新型コロナウイルスのゲノム配列情報の世界的な共有が、世界のワクチン開発、薬品研究、感染抑制などに重要な基礎を提供したことを知っている。世界各国の科学者はこれに基づきワクチンを開発できる。そのため中米の専門家を含め、全世界の科学者が同じスタートラインに立ち、ワクチン開発を開始した。
NYタイムズは、米国における感染症への反応は、「政治の計算により隠蔽されている」傾向があると指摘した。
ナバロ氏はホワイトハウスの顧問であり、聡明で科学の常識を持っているはずだ。彼のような人物が事実と科学の常識を無視し中国に悪口を浴びせるのは、科学技術の素養が欠けているからではなく、政治的な目的により感染症の問題で中国に汚名を着せることに熱中しているからだ。
「ナバロ式発想」が示しているのは、米国及び西側の一部の政治家の体内に「政治のウイルス」があることを反映している。その危害は新型コロナウイルスそのものよりも大きい。ウイルスを取り除かなければ、その害は尽きることがない。世界は「ナバロ式発想」の危害を認識しなければならない。この「政治のウイルス」が猛威を振るい、世界の感染対策をめぐる協力の大局を侵食するのを放任してはならない。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2020年4月22日
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