北京が感染対策レベルを1段階引き下げ 何を意味するか

北京が感染対策レベルを1段階引き下げ 何を意味するか。4月28日24日現在、北京市の15区は36日以上に渡り現地の新規感染者を報告していない。うち12区は70日以上に渡り現地の新規感染者を報告していない…

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発信時間:2020-04-30 11:58:51 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 北京市人民政府の陳蓓副秘書長は29日午後、北京市新型コロナウイルス感染対策活動記者会見で、「4月30日0時より、北京は突発公衆衛生事件1級対策を2級対策に調整し、これに応じ感染対策プランを調整する」と発表した。陳氏は次のように説明した。


 4月28日24日現在、北京市の15区は36日以上に渡り現地の新規感染者を報告していない。うち12区は70日以上に渡り現地の新規感染者を報告していない。同時に中央が3月23日に北京口岸国際便の最初の入境エリアを決定すると、北京に直接入境する航空便の旅客が減少した。また全員の集中観察を実施し、全面的にPCR検査を実施するという厳格な管理を行った。散発的な域外感染者輸入が発生しているが、感染源は明らかで、明確に追跡できる。感染対策は全体的に安定的でコントロール可能だ。


 3カ月以上に渡る厳密かつ細やかな感染対策により、北京は市内への立ち入りを厳しく制限し、域内外人員の隔離観察、コミュニティの厳格な管理、職場の健康チェック、発熱外来の早期調査、疑い患者のできる限りの検査、感染源及び濃厚接触者の速やかな追跡管理など一連の積極的かつ効果的な措置を講じた。北京の感染対策は現在、安全の防壁が堅固になっており、全体的にリスクコントロールが可能だ。


 以上の状況を総合的に考慮すると、北京は緊急対策レベルを1段階引き下げる内外の条件が基本的に備わっている。


 対策メカニズム調整後の5月1日からの連休中において、北京の感染対策情勢の安定の維持は一つのストレステスト、実戦の試練になる。北京市は感染対策と連休の手配を統一的に徹底する。各観光地及び公園は時間帯別の予約、人員の入場規制を行い、入場券販売場所や出入口などの混雑を防止する。売り場、スーパー、外食企業はマスク着用、入口での検温、「1メートル線」、入場規制などの具体的な措置を徹底する。営業場所の換気・消毒・清掃を強化する。駅や空港などの重点エリア、公園・観光地、ビジネス街などの重点エリア周辺の交通運輸の維持を強化し、公共交通の十分な輸送力を確保する。


 北京の緊急対策レベルの調整は、感染対策基準の引き下げや取り組みの減少を意味するものでは決してなく、感染対策に新たな、より高い要求を突きつける。長期的な感染に対応する心の準備と活動の準備を整え、常態化感染対策を全力で徹底する。感染症の第2波、再流行を防止する。「4者の責任」(属地・部門・単位・個人の責任)を厳格に徹底し、感染症の変化を注視する。的を絞った具体的な措置を制定・整備し、実務的に取り組む。


 新型コロナウイルス感染症の発生後、北京市は1月24日に突発公衆衛生事件1級対策を発動した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年4月30日

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