香港の各メディアは6日、香港各界の識者が「香港再出発大連盟」を発足したことを積極的に評価した。これが香港の幅広い民意を凝縮しており、社会の繁栄と安定に力強い原動力を注ぎ、香港の安定・発展の正しい軌道への回帰を促すと判断した。
『大公報』は「団結する香港の再出発、危機をチャンスにし正しい軌道に回帰」と題した社説の中で、次のように論じた。
香港再出発大連盟の成立は、香港社会が共に道連れと分裂を拒否し、安定と発展を正しい軌道に戻し、一国二制度の実践の新たなページを開くことを象徴している。香港市民は過去にも無数の困難と障害を乗り越えており、現在も黒の勢力に屈服することはない。人々は安定を求めている。香港再出発大連盟の成立は大きな流れと民意に合致している。過去の混乱は、香港が全面的かつ正確に憲法及び基本法を理解し、一国二制度の香港における実践の一貫性を保証する必要性を証明した。道が正しければ、香港は過去に別れを告げ、美しい明日に向かうことができる。道を誤れば、香港に安寧の日は訪れず、どれほど運が良くてもいずれ尽きてしまうだろう。
『文匯報』は「心を一つにし道連れに反対、大らかに同じ道で再出発」と題した社説の中で、次のように論じた。
「黒の暴力」と新型コロナウイルス感染症の挟み撃ちを受け、香港は政治・経済・感染症の3大危機に直面している。特に道連れという誤った風潮がますます激しくなり、一国二制度が挑戦を受けている。安全・安定の大環境が破壊され、香港は未来永劫元どおりにはならない深淵に落ち込む危機を迎えている。この時期に発足した香港再出発大連盟の主な目標は、香港で最も広範な力を一つにし、強い正義の力を集め道連れを阻止することだ。
香港再出発大連盟のメンバーと主旨は、法治を守り「黒の暴力」に反対し道連れを拒否することが、香港の各階級・各分野・各年齢層に共通する心の声と強い訴えであり、広範かつ堅固な民意の基礎を持つことをはっきり示している。各界の中堅勢力がみな認めている。香港の福祉のため食い違いを棚上げにし、暴力的な道連れを拒否するべきだ。これは香港が危機を脱するための喫緊の課題だ。こうすることで香港は初めて劣勢を挽回し、再出発のチャンスを創出・把握できる。
『香港商報』は「心を一つにし再出発、団結で危機に勝つ」と題した社説の中で、次のように強調した。
香港が危機を克服し再出発を果たす目標を達成するためには、一国二制度の優位性を守らなければならない。一国があって初めて二制度があり、安定があって初めて繁栄があり、繁栄があって初めて国民生活がある。これは香港再出発の最も重要な基礎だ。分断を捨て共に対応することで、一日も早く感染症に勝利し、混乱を静め、再び繁栄を築くことができる。
『香港経済日報』は記事の中で、次のように報じた。
新型コロナウイルスの感染対策において、香港は世界的に見ても上手にやっている。しかし現在ようやく終息の希望の光が見え始めたところで、暴力の衝撃が再び生じようとしている。香港社会の内憂は深刻だ。この時期に香港再出発大連盟は多くの影響力ある人物を集めている。人々はそのため、香港が荒波の中で団結し、渦中に落ちるのではなく前進することを願っている。
香港新メディアプラットフォーム「橙新聞」は記事の中で、次のように報じた。
香港再出発大連盟の共同発起人の多さは前代未聞だが、これは同連盟が香港社会の主流の共通認識、最大公約数を掲げていることを裏付けた。
共同発起人の中には、ビジネス界、教育界、法曹界など社会各界の著名人が多く含まれる。彼らは香港社会で大きな影響力と知名度を持ち、香港再出発大連盟の理念の実践に向け大きな力を発揮する。同時に香港再出発大連盟は各界の優秀な若手勢力を集めており、彼らの若い世代への影響力を利用し香港の再出発を促す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年5月8日