米政府が感染症を政治化、その狙いは?

米政府が感染症を政治化、その狙いは?。今年は米国の大統領選の年で、再任を目指すトランプ氏は民主党候補、米元副大統領のバイデン氏から挑戦を受けている。感染症はトランプ氏の再任の脅威になっている…

タグ:感染状況 対策 制限 議会

発信時間:2020-05-07 14:04:31 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 米ジョンズ・ホプキンス大学が発表した新型コロナウイルス関連の統計データによると、米国東部時間5日午後6時(北京時間6日午前6時)現在、米国の感染者は120万人を、死者は7万人を超え、いずれも世界最多となっている。


 アナリストは「米国で感染状況が依然として深刻だが、米政府は感染症を政治化する道を歩み続けている。さまざまな無責任行為の裏側には、自身の責任を逃れ、世論の圧力をそらし、選挙の駒を増やそうとする周到な計算がある」と指摘した。


 責任逃れ


 米国のトランプ大統領は先ほど、「ウイルス人造説」について度々言及した。この説はすでに多くの専門家から否定されている。世界保健機関(WHO)の職員は4日、現在把握している約1万5000の完全なウイルス遺伝子配列により、新型コロナウイルスが人為的に作られたものではないことが分かっていると表明した。


 米ジョージタウン大学のローレンス・ゴスティン教授(国際保健法)はSNSで、「トランプ氏は新型コロナウイルスの発生源は実験室と述べているが、証拠を出していない。発生源は自然界で、動物から人に感染したというのが科学界の共通認識だ」と述べた。


 米国の情報界も「ウイルス人造説」の支持を拒否している。米国家情報長官室はこのほど、「米情報界は、新型コロナウイルスは人為的に作られたもの、もしくはゲノム編集を受けたものではないとする科学の広範な共通認識に同意する」とする声明を発表した。


 米政府が感染症を政治化することで、自身の感染対策の重大なミスを隠そうとしていることは明らかだ。米メリーランド大学の研究者は新華社の取材に応じた際に、トランプ政権は責任逃れを試み、中国やWHOなど多くの標的に矛先を向けていると述べた。米シンクタンク・外交学会の上席研究員は、ウイルスの発生源がどこであろうと、トランプ政権が米国の感染状況がこれほど深刻になったことへの言い逃れをするのは難しいと述べた。

 

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