三たび米国の政治屋に問う「中国を非難」すれば命を守れるのか?

三たび米国の政治屋に問う「中国を非難」すれば命を守れるのか?。新型コロナウイルスの米国での急速な感染拡大を前にして、一部の米国の政治屋やメディアは、救命ではなく、責任を人になすりつけることに注目している…

タグ:ウイルス 発生源 証拠

発信時間:2020-05-09 17:53:35 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

【人民網時評】三たび米国の政治屋に問う 「中国を非難」すれば命を守れるのか?

新型コロナウイルスの米国での急速な感染拡大を前にして、一部の米国の政治屋やメディアは、救命ではなく、責任を人になすりつけることに注目している。( 人民網特約評論員・人民網に掲載)


メディアが先ごろ暴露した57ページにも及ぶ共和党の文書は、いかにして感染拡大の責任を中国になすりつけるかを詳細に手ほどきするものだった。その核心的重点を最も体現していたのは、おそらく「感染の爆発的拡大はトランプ大統領のミスによるものかと聞かれた場合」についての項目だろう。共和党員は、大統領が中国への渡航禁止令を発令したことを強調する以外は、「ほかに大統領を弁護するようなことは言わず、直接中国を非難すればそれでいい」と告げられていた。


これほど簡単で粗暴な言葉を選んで書かれているこの項目には、感染拡大を前にした時に、米国の一部の政治家が科学を重視せず、証拠を無視し、世論を混乱させ、民意を愚弄しようとしていることがはっきりと表れている。


現在、米国は世界で感染拡大が最も深刻な地域であり、感染者数は100万人を超え、死者数は8万人に迫っている。感染拡大初期に米国政府の対応が混乱していたという情報が次々と伝わるにつれて、また米国の感染拡大状況に対する社会の理解が深まるにつれて、一部の政治家が責任を外部になすりつけて民意を味方につけようとしても、それは真実を知りながら自他ともに騙すような行為になるのは明らかだ。


この歴史的な危機にあって、米国社会では連日、多くの疑問が呈され、反省の機運が高まっている。各方面が注目しているのは、感染を食い止めるためのチャンスが2ヶ月以上もありながら、なぜ米国は感染症に対応するための準備を整えることができず、予防・抑制がことごとく受け身になってしまったのかという点だ。


科学誌「サイエンス」は、「米国の感染症対応は『支離滅裂でひどく混乱している』。しかも政治家が発する『相互に矛盾する情報』によってかき乱されている」と指摘。また、米国の感染予防・抑制が不十分な理由について、ニューヨーク大学ランゴーン医療センターのアーサー・カプラン教授は、「米国が直面している脅威に対するホワイトハウスの対応は厳粛さに欠ける」ためであり、「自由市場を信奉する保守派は科学よりもイデオロギーを優先し、全国的な感染拡大に対して有効な対応をすることができない」ためだと分析した。


科学研究で飛躍的成果があげられていない今は、国際社会が団結し、協力することが、各国が感染症対策を行う際に最も頼りになる有効な『ワクチン』となる。ウイルスに国境はない。責任を人になすりつけても、それは自分で自分を欺く行為にすぎず、ウイルスに対抗する『ワクチン』にはならない。むしろ政治ウイルスと呼んだほうが適切だろう。(編集AK)


「人民網日本語版」2020年5月9日


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