米国のポンペオ国務長官、オルタガス国務省報道官らが最近メディアのインタビューを集中的に受け、感染症の発生源は武漢と再び称した。中国は昨年12月に感染を確認していたが行動が遅く、中国側のデータに信ぴょう性がないとした。さらに中国に責任追及と賠償請求をし、中国の調査を行うよう国際社会に働きかけた。
外交部の華春瑩報道官は8日の定例記者会見で、絶えず繰り返される嘘については絶えず事実によって、国際社会の真相への理解を促進すべきと指摘した。華報道官は対応の速度、データの信ぴょう性、責任追及・賠償請求、調査の4つの面から次のように回答した。
・対応の速度
華報道官は、中国は感染症の第1波を受けた国であるとし、中国の感染対策のタイムラインを再び紹介した。
武漢市が初めて原因不明の肺炎患者に関する正式な報告を受けたのは12月27日で、武漢市衛生健康委員会が関連する緊急通知を発表したのは12月30日。中国側は1月3日より正式に、世界保健機関(WHO)及び国際社会に向け自発的に感染症関連情報の報告を開始した。中国疾病予防管理センターは1月7日、初めて新型コロナウイルスの分離に成功した。国家衛生健康委員会とWHOは1月12日、ウイルスの遺伝子配列情報を共有した。武漢は1月23日に封鎖され、4月8日に封鎖が解除された。現在まで23日連続で新規死者が出ていない。
さらに米国を見ると、1月3日に中国側から正式な報告を受けた。中国側はその後、毎日報告を行った。米国は1月25日、武漢総領事館の職員を初めて退避させた。米国は2月2日、すべての中国人及び過去14日内に中国への渡航歴のある外国人の入国を禁止した。3月13日に国家非常事態を宣言した。米国国内の感染者は3月19日に1万人を超え、3月27日に10万人を超えた。4月8日に武漢の封鎖が解除されたころ、米国の感染者は40万人にのぼっていた。現在の米国の感染者はすでに120万人を、死者は7万人を超えている。事実は一目瞭然だ。
華報道官は「誰の対応が遅く、十分に早くなかったか。この事実は一目瞭然であり、これ以上ないほど簡単な計算問題だろう」と述べた。
・データの信ぴょう性
米国側が中国側のデータの信憑性を疑っていることについて、華報道官は次のように回答した。
道理をわきまえた人ならば、自分の数字の見栄えが悪いからといって断固として疑いにかかることはなく、他人の数字がやや見栄えが良いからといって信ぴょう性がない、嘘だと言い張ることはない。これはおままごとではなく、非常に厳粛な病魔との戦いの問題だ。すべての数字の裏側には確かな命、家庭がある。
中国が公表した数字はオープンで透明で責任感がある。すべての数字が歴史の検証に耐えうる。我々は歴史、国民、死者に責任を果たす態度により関連する数字を修正した。我々は米国側もこのようにし、彼らの発言・対応・数字が歴史の検証に耐えうるようにし、国民と歴史の検証を受けられるようにすることを願う。