これは国境も人種も民族も貧富も分けない、未曾有の挑戦だった。猛威を振るう新型コロナウイルスは、わずか数カ月で世界各地を席巻した。
世界の感染症との戦いの肝心要の時、中国は人類運命共同体の理念を貫き、多くの対外感染対策支援医療専門家チームを前後して派遣し、多方面で世界の感染対策に助力した。中国の感染対策の経験を重視する人が増えている。
世界的に有名な医学誌『ランセット』のリチャード・ホートン編集長は英フィナンシャル・タイムズのインタビューに応じた際に、中国の論文は1月24日の時点で「今すぐ行動すべきだ。これは緊急事態、危機だ」と警鐘を鳴らしていたと述べた。この明確な記載は、一部の国からまったく重視されなかった。これらの国は世界保健機関(WHO)が警告を出した後も、取るべき行動を取らなかった。
ホートン氏は先ほどインタビューに応じた際に再び、世界は中国の警鐘と感染対策の取り組みに感謝すべきと述べた。「私の知る中国の医師と科学者は最も優れた貢献を成し遂げた。彼らは政府に提案し、患者を治療し、中国人の命を守った」
数万人の医療従事者の苦しい取り組みにより、湖北省で4月24日、重症・重篤患者がゼロになった。武漢市では4月26日、新型肺炎患者がゼロになった。国家衛生健康委員会の馬暁偉主任は「これは湖北省と武漢市を主戦場とする感染症狙撃戦の段階的な重要な成果を手にし、中国の新型コロナ治療水準が世界トップ水準にあり、中国の近年の集中治療、呼吸器感染症の治療などが新たな水準に達したことを象徴する」と述べた。
WHOの感染症対策部門の責任者であるマリア・ファンケルクホーフェ氏はこれについて、「武漢の人々の感染対策に向けたたゆまぬ努力に感謝する。我々は引き続き武漢の感染対策経験を学ぶべきだ」と話した。