2020年に入り突如訪れた新型コロナウイルス感染症が、世界で猛威を振るっている。人類は第二次大戦後で最も深刻な、世界の公衆衛生突発事件を迎えている。ウイルスとの駆け引きは、世界各国がこの特殊な年に直面する共同の挑戦になった。
新型コロナ発生後、この上なく苦しい取り組みを経て、中国の感染症狙撃戦が重大な戦略的成果を手にした。感染対策及び経済・社会発展の統一的な推進に積極的な効果があった。
感染症に国境はない。中国は各国と苦難を共にし、助け合い、力の及ぶ限り国際社会に救いの手を差し伸べている。多くの医療物資が世界各地に送られ、「オンライン会議」で中国の感染対策経験を共有し、中国の医療専門家が海外に向かっている。中国政府及び国民は実際の行動により人類運命共同体の理念を実践し、大国の責任感を示している。
パレスチナ政府報道官は「中国は人類運命共同体の理念の提唱者として、世界が深刻な感染症の苦しい時を迎えるなか、ためらうことなく感染対策の国際協力に取り組んだ。実際の行動により世界に自信と力を与えた」と述べた。
中国がさらにどのような措置を講じ感染対策の成果を固め、世界の感染対策協力を促進し、世界の公衆衛生ガバナンスの改善を推進するかが期待されている。
韓国・檀国大学政治外交学科の金珍鎬教授は「今年の両会開催時期は特殊で、中国が新型コロナ感染対策で重大な段階的成果を手にした時期に開かれる。コロナ後、中国がいかに公衆衛生安全体制を強化し、いかに経済を刺激し回復を促進し、今後の類似する危機に対してどのような備えをするか。今回の両会からその答案を得られるはずだ」と話した。
新型コロナの大流行後、世界経済という列車は泥沼にはまった。国連の最新の経済見通しによると、今年の世界の経済成長率は3.2%減になるとみられる。