中国は世界で貧困削減規模が最大の国であり、真っ先に国連ミレニアム開発目標の貧困削減目標を達成した発展途上国だ。世界の貧困削減への寄与度は70%を超える。世界銀行元総裁のロバート・ゼーリック氏は、「紛れもなくこれは貧困削減の歴史的な最大の飛躍だ。中国のみの努力で、世界の貧困削減関連のミレニアム開発目標の達成を大きく促進した」と驚嘆した。
仏シンクタンクの研究員は「中国の道はその他の発展途上国に有益な参考材料を提供し、急成長を実現する可能性を示した」と述べた。
エジプトのベニ・スエフ大学のナディア・ヒルミー教授(政治学)は「中国政府は貧困削減と同時に生態環境の保護、教育・保健事業の発展を推進しており、喜ばしい経験と成果を手にした。中国政府はバランスのとれた、細やかで効果的な政策を制定し、資金を各種脱貧困プロジェクトに合理的に分配し、より多くの雇用機会を創出した。これは人々にあまねく利益を届ける政治理念を示した」と話した。
米ハーバード大学のナラ・ディロン上席講師(政府研究)は「中国の成果がなければ、国連は2015年にミレニアム開発目標の、世界の極度の貧困人口を半減するという目標達成を宣言できなかっただろう。中国の貧困削減計画は、発展途上国に対して重要な意義を持つ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年5月21日