米国が脱退しようがしまいがWHOはそこにある

米国が脱退しようがしまいがWHOはそこにある。

タグ:米国 WHO

発信時間:2020-05-20 14:39:49 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 米国のトランプ大統領は18日にSNSで、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長に宛てた書簡を公開した。トランプ氏は書簡の中でWHOに対して、30日内に重大かつ実質的な改革がなければ資金拠出を恒久的にやめ、かつ脱退を検討するとした。人民日報アプリが伝えた。


 トランプ氏がWHOへの拠出停止で脅迫するのはこれが初めてではなく、今回満足できなければさらに脅迫を続けることになるだろう。ただし米国が本当にWHOから脱退しても驚くことはない。トランプ氏の就任後、国際機関からの脱退が続いているからだ。


 どれほど強い嵐が発生しても、海は依然としてそこにある。それと同様、米国が脱退しようがしまいがWHOはそこにある。公道と人心はそこにある。


 18日に開かれた第73回世界保健総会において、中国、スイス、フランス、ドイツなどの各国首脳がハイレベル会議で演説した。WHOを支持し、国際社会の感染対策の協調と協力を支持した。これはWHOが国際的な感染対策協力を推進し、専門的な知識と動員能力により各国の人命を救助したからだ。世界の人々がその一つひとつの努力を目にした。米国がどれほど強くても全世界を代表できない。


 しかし少しでも理知と良知のある首脳であれば、この時期にWHOに拠出停止で脅迫するのではなく、WHOとの協力を拡大すべきであることをよく理解できるはずだ。特に米国では現在まで、新型コロナの感染者が150万人を、死者が9万人を超えている。この時期に協力し感染対策を行い命を救うこと以上に重要なことはあるだろうか。米国の一部の政治家が政治の私利を貪ろうとしていることは誰の目にも明らかだ。


 中国外交部の報道官が19日、「速やかかつ満額の拠出は、WHOの加盟国である米国が果たすべき義務であり、価格交渉はできない。米国の国際機関に対する勝手な拠出停止・削減は一国主義の行動であり、自身の国際的な義務に背く」と指摘したが、まさにその通りだ。自国民の命と健康に真の責任を果たすならば、ためらうことなくWHOを支持し、政治的な支持と拠出を拡大し、世界の資源を動員し感染症狙撃戦に勝利するべきだ。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年5月20日

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