香港の問題が取り上げられた当初、鄧小平は「国家統一の実現は民族の願いであり、百年で統一できなければ、千年かけてでも統一しなければならない」と指摘した。統一は全国の各民族の人民に共通する願い、中華人民共和国の国の意志だ。香港を分裂させる者がいれば、必ず民族の罪人というとこしえの汚名を着る。圧倒的多数の香港人にとって、「香港独立」が選択肢に入ったことはない。ほぼすべての世論調査のデータによると、圧倒的多数の香港人が「香港独立」に反対している。香港にとってそれが自殺的な行き止まりに通じる道であるとはっきり分かっているからだ。
中国共産党第19期中央委員会第4回全体会議(四中全会)は、外部勢力による香港・マカオ事務への干渉、分裂・転覆・浸透・破壊活動を断固防止・抑制し、香港とマカオの長期太平及び安定を保証すると明確に指摘した。過去1年の混乱と動乱もまた、香港の「反中乱港」勢力及び外部勢力が内外で呼応し、際限なき「政治の道連れ」「経済の道連れ」「社会の道連れ」を煽ることで特区政府の運行を麻痺させ、中央の権威を脅かそうと妄想していることをはっきり示している。彼らがこれほど増長しほしいままに振る舞う重要な原因は、香港がまだ基本法第23条の立法を完了していないことだ。そのため香港は国家安全を守る法律制度及び執行メカニズムを改善し、「香港独立」を徹底的に抑制する必要がある。これは香港の国の憲政に対する責任であり、自身の利益を守るための切実な需要でもある。
国家安全保障は一国二制度の中心的な要義だ。中華民族の偉大なる復興の歴史の歩みにおいて、香港の役割は不可欠だ。香港同胞は全国人民と共に復興の重責を担い、偉大なる栄光を共有するべきだ。未来を見据えると、香港が長期繁栄・安定を維持するためには国と一丸になり、大きな胆力と勇気により「香港独立」という頑固な病を根絶しなければならない。そうして初めてより清朗で広々とした道を切り拓くことができる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年5月21日