白昼の香港・天后の街頭で、ある若い女性が黒服にマスクの暴徒の群れに殴られ、押し倒され、引きずられ、足蹴にされた。殴られたのはただ暴徒が道路中央に設置したバリケードを取り除き、車が通れるようにしようとしたからだ。
同日賑やかな銅鑼湾で、香港の41歳の弁護士が暴徒の違法行為に不満を持ったため、黒服の連中から追いかけられた。顔が血だらけになった。彼が袋だたきにあう中、多くの暴徒が「阿吽の呼吸」で傘を開き、仲間の残酷な暴力の現場を隠した。
丸腰の市民を襲うほか、多くの暴徒はさらに香港各地の道を占拠し、火を放ち、公共施設を破壊し、店を壊している。
これらの暴力はいかなる文明社会にも受け入れられない。しかしまったく意外ではないのだが、米国の政治家は再びこれを見て見ぬふりしている。彼らが唯一興味を感じるのは、中国への非難・攻撃・中傷だ。米国のスコット・ペリー議員はさらに最近、いわゆる「香港自由法案」を掲げ、「香港を一つの独立国として認める権限を米大統領に与える」と称した。
米国の政治家によるこれらの反中言論は馬鹿げており無知だが、香港の暴徒及びその黒幕を力づけることは間違いない。双方の結託は、中国が香港の国家安全立法を推進する必要性と緊急性を力強く証明している。
「一国二制度」のもと、香港は高度の自治を手にしている。資本主義制度と香港市民のライフスタイルが留められている。しかし同時に忘れてはならないのは、香港が中国の一部であり、中央が特区に対して全面的に統治権を持つことだ。「一国」がなければ「二制度」はない。国家安全は中国全体の利益に関わり、中央の職権に属する。これが香港の高度な自治の範囲内にあったことはない。
全世界に目を向けると、国家主権、安全、発展の利益を守ることは、各国の権力と職責だ。中国に国家安全保障の立法の権利がないとするのは、明らかにダブルスタンダードであり偽りに満ちている。
長年に渡り香港の国家安全立法が不在で、香港の「反中乱港」分子が外部勢力と結託し、一国二制度を破壊する隙を与えた。国家安全を害する活動は香港で日増しに猛威を振るっている。香港は外部勢力が中国の発展をけん制・抑制するための新たな駒になっている。