外交部の趙立堅報道官は4日の定例記者会見で、「中国側は世界各国が中国側の香港関連の立場及び行動を理解・支持していることを称賛する。一部の国に対しては価値観に基づく偏見を捨て、色眼鏡を外し、客観的かつ公正に中国側の関連決定及び立法を見るよう促す。いかなる形式であっても香港事務及び中国の内政への干渉をすべきではない」と述べた。
記者からは「香港の国家安全を守るための立法の推進に関する中国の全国人民代表大会(全人代)の措置が、一部の西側諸国から疑問視されているが、中国側の関連措置を公然と支持する国も多い。これは国の主権、安全、発展の利益を守るための正義の措置であり、香港の繁栄と安定の維持を促し、いかなる外部勢力であっても干渉する権利はないとしている。中国側はこれについてどう論評するか」という質問があった。趙報道官は次のように回答した。
香港の復帰意向、「一国二制度」「港人治港(香港人による香港統治)」、高度自治の方針が着実に貫徹・実施された。香港住民の各種権利及び自由は法に基づき十分に保障されており、国際社会にはこれについて公論がある。
全人代の関連決定、及び全人代常務委員会の今後の関連立法の根本的な目的は、国の主権、安全、発展の利益の保護、香港の長期にわたる太平と安定、長期的な繁栄・安定の保障、一国二制度の実践の長期安定の保証だ。これは香港の根本的な利益にとって有利であり、国際社会の共通の利益にとっても有利だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年6月5日