香港特区政府食物環境衛生署は9日、特区政府が防疫抗疫基金により策定された食品業界別資金援助計画、飲食の場を対象とする資金援助計画を通じ、飲食業界にすでに計43億香港ドル以上の資金援助を行ったと発表した。
第1期防疫抗疫基金により策定された食品業界別資金援助計画は、8種の飲食業営業許可証所持者に財政資金援助を提供する。審査により資格が確認された営業許可証所持者に、8−20万香港ドルの資金援助を一括支給する。この資金援助計画は2万8540件の申請を受けており、うち2万8507件が許可・確認された。資金援助額は37億4000万香港ドル以上。
第2期防疫抗疫基金により策定された飲食の場を対象とする資金援助計画は、影響を受ける飲食の場に面積に応じ25−220万香港ドルの資金援助を行う。また特区政府の指示に従い閉鎖した資格を持つ飲食の場を対象に、5万香港ドルを一括支給する。この計画は9000件以上の申請を受け付け、9日まで2400件が許可・確認された。金額は5億8000万香港ドル以上。
資格を持つ飲食業営業許可証所持者のほか、食物環境衛生署の食品を販売する露店を対象とする資金援助計画は877件の申請を受けており、うち868件が許可された。金額は4000万香港ドル以上。
経済の活力を保ち市民の財政の負担を軽減するため、特区政府は過去最大規模の支援策を打ち出した。これには本年度財政予算案の一括措置、及び防疫抗疫基金による2期の措置が含まれ、総額2875億香港ドルにのぼる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年6月10日