香港特区政府運輸・房屋局の陳帆局長は10日、「2019年6月から2020年5月にかけて多くの信号機、ガードレール、CCTVカメラ、歩道の路面、ゴミ箱、リサイクル箱などが破壊された。修復・再設置にかかる費用は約6625万香港ドル」と発表した。
陳氏は同日、特区立法会議員からの質問について、次のように書面で回答した。
昨年6月から今年5月にかけて、香港では740基の信号機が破壊され、約60キロメートル分のガードレールが取り外された。政府施設及び公衆エリアに設置されていた177台以上のCCTVカメラが破壊され、約2万2000平方メートルの歩道の敷石が取り外された。同時に約1320個のゴミ箱、130個のゴミを循環利用できるリサイクル箱が破壊された。
関連政府部門はすでに一部の主要交差点の信号機に保護網を取り付けており、ガードレールが取り外された位置に臨時でチェーンを張っている。またガードレールの連結部分の補強など、修復の際に改良を施している。路政署も一部の歩道橋に臨時の防護柵を設置し、歩道橋から近くの道路に物が投げられることを防止している。
いかなる違法・暴力、もしくは公衆安全及び公衆秩序を損ねる行為であっても、警察側は思い切って法執行し、絶対に容認しない。犯罪撲滅を強化するため、警察側は行動の需要に基づき適度に人員を派遣し、すべての実行可能な合法的措置を講じ、犯罪を防止・捜査する。
情報収集及び危険エリアでの重点パトロールの強化のほか、警察側は逮捕活動を適時計画する。暴徒の犯罪を阻止し、深刻な死傷事故の発生を回避する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年6月11日