李克強総理は12日、「中国・ASEANデジタル経済協力年」の開幕式に祝賀の書簡を送りました。
李総理は書簡の中で、「中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)は互いに重要な協力パートナーである。デジタル経済は世界経済や人類社会の様相を大きく変えている。去年、ASEANの指導者らとは、2020年を『中国・ASEANデジタル経済協力年』とすることを決めた」としたうえで、「新型コロナウイルス肺炎による打撃を受け、デジタル経済は各国の経済や社会の発展、より多くの雇用の創出、国民生活での福祉増進などにおいて重要性を増している。中国とASEANはデジタル経済協力年を契機に新たな科学技術革命や産業変革のチャンスを掴み、互いに補完性を発揮して、協力・ウィンウィンに焦点を当て、スマートシティや人口知能(AI)、ビッグデータなどの分野においてより多くの協力の成長箇所を育て、この地域の安定した繁栄の実現に新たな活力を注いでいくことを希望する」と述べました。
なお、ASEANの輪番議長国であるベトナムのグエン・スアン・フック首相も開幕式に祝賀の書簡を送りました。
「中国国際放送局日本語版」2020年6月13日