米国の新型コロナウイルス感染者が北京時間11日午前に200万人を突破し、死者が11万2000人にのぼった。「環球時報」が伝えた。
この新たな悲劇的な一里塚について、米政府には謝罪するか態度を示す人がほぼ一人もいない状況だ。米国社会は現在「Black Lives Matter」という抗議デモによる社会・文化戦争の雰囲気に包まれている。トランプ大統領は11日、シアトルの市長に対して、抗議デモを行う「テロリスト」から都市を「奪還」するよう何度も催促した。米政府高官は米国経済の「偉大なる成績」を歓呼している。しかし同日、米国と世界の株価が暴落した。米国の感染症専門家のファウチ氏の「米国の感染症の脅威は終息しておらず、これは最も恐ろしい悪夢だ」という前日の警告が裏付けられようとしている。ハーバード大学グローバルヘルス研究所のアシシュ・ジャー所長は、米国で現在から9月にかけてさらに10万人が死亡すると予測した。
米週刊誌『タイム』(電子版)は10日、米国の新型コロナの死亡率は100万人あたり340人以上で、中国の100倍以上と伝えた。しかし不幸なことに、米政府が一致した全国的な緊急対策を講じ、この局面を覆そうとする動きがほとんど見られない。米国は貴重な時間をなおも浪費している。成功した国の経験と教訓を汲み取り積極的に行動するのでなければ、米国の死亡率は中国の200倍に上昇するかもしれない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年6月12日