世界保健機関(WHO)の主任科学者であるソーミャ・スワミネイサン氏は現地時間6月18日、新型コロナウイルスのワクチンの開発について、「少なくとも200以上の研究が進められており、うち10の候補が治験の段階に入っている。第3相試験(フェーズ3)にある候補は3つで、中国のものも含まれている」と示しました。
スワミネイサン氏は「今年の年末までに、1つか2つのワクチン候補の成功が望める。2021年には20億回分の製造が期待できるだろう」としたうえで、「幸いなことに、新型コロナウイルスはインフルエンザと比べれば変異がずっと少ない。症状の重さや免疫反応などにおいても変異を見せていない」と強調しました。
「中国国際放送局日本語版」2020年6月20日