世界保健機関(WHO)は現地時間26日、新型コロナウイルス感染症をめぐる定例記者会見を開きました。
WHOのアンドリュー・ウィッティ特使は、「新型コロナウイルスワクチンの研究開発は、グローバルな多様性を具現化している。中でも、伝統的な西洋の製薬会社の貢献だけでなく、中国も研究プロジェクトを立ち上げるなど研究開発に励んでいる」と述べました。
WHOのソミヤ・スワミナサン主任研究員は、「中国で開発中のワクチンは、少なくとも4種類の候補が臨床試験のフェーズ2からフェーズ3に入っている。WHOは複数の中国のワクチン研究開発チームと、今後の協力について話し合いを始めており、臨床試験に、サポートと協力を提供する予定だ」と話しました。
また、WHOの計画によりますと、2021年半ばまでに新型コロナウイルスの検査キット5億点と治療薬2億4500万剤を低中所得国に提供し、2021年末までに世界各国にワクチン20億人分を提供するということです。
「中国国際放送局日本語版」2020年6月27日