疫学首席専門家の呉尊友氏:ワクチンは終生免疫をつけない

疫学首席専門家の呉尊友氏:ワクチンは終生免疫をつけない。新型コロナの感染対策は非常に困難であるため、我々の従来の措置では「免疫の壁」を構築できない…

タグ:コロナ 感染症 ワクチン ウイルス

発信時間:2020-06-30 11:21:10 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国疾病予防管理センター疫学首席専門家の呉尊友氏は、6月29日夜に放送されたニュース番組「新聞1+1」にリモート出演し、司会の白岩松氏を相手に世界の新型コロナウイルス感染者が1000万人を突破したことについて分析した。


 白氏からの「今回の感染症との戦いにおいて、ワクチンはどのような役割を演じるか」という質問に対して、呉氏は次のように述べた。


 新型コロナの感染対策は非常に困難であるため、我々の従来の措置では「免疫の壁」を構築できない。感染者を健常者から隔離し、ウイルスの感染経路を断ち切るしかない。そのため人々はワクチンに大きな期待を寄せている。


 しかしワクチンは万能ではない。言い換えるならば、ワクチンは終生免疫をつけない。現在までコロナウイルスの理想的なワクチンが開発されていない。またSARSや中東呼吸器症候群などその他のコロナウイルスは、人に感染した後に長期的な免疫を生まず、保護効果は通常6カ月から1年だ。人のワクチンによる感染症の予防は、自然感染後に生まれる免疫力によるものだ。すべてのワクチンが人体の自然免疫を真似る。そのためワクチンにより長期的な免疫力がつく可能性は低い。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年6月30日


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