17日に行われた国連経済社会理事会のハイレベル会議でグテーレス事務総長は、「国際社会は多国間主義を強め、実施する必要性が新型コロナウイルス感染の拡大により顕著になった」と強調しました。
同会議は「2019コロナウイルス感染後の多国間主義:成立75周年記念、国連の在り方」をテーマに行われました。この中でグテーレス事務総長は、「新型コロナウイルス感染のパンデミックにより、人類は今世紀に入っていまだかつてないほどの健康と経済の危機にさらされ、多くの国の内部、各国間の脆弱性と不平等などが露わになった。感染拡大が続いている中、地政学的情勢は緊迫化し、人種、社会、気候の公正性を求める声が高まっている。国際社会は人々の焦り、恐怖、望みに応えていかなければならない」との考えを示しました。
さらに、「ネットワーク化された多国間主義が必要であり、国連とその機関、国際金融機関、地域組織が連携を強化して、効果ある協力を進めるべきだ。また、包容性のある多国間主義が必要となり、市民社会や企業、基金、研究機関、地方政府の役割を十分に発揮しなければならない。これは多国間主義の確立に役立つもので、グローバルガバナンスが必要な時に役割を果たすことができる」と述べました。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年7月19日