新型コロナウイルス感染症の発生後、新中国成立後もっとも伝染速度が速く感染範囲が広く、防疫の難易度が高い突発的公共衛生事件に対し、中国は人民の生命の安全と身体の健康を最優先にし、国を挙げて防疫の人民戦争、総合戦、狙撃戦を展開し、人民を中心とした人権理念を十分に示してきた。
全力で治療 1人の患者も諦めない
「あの時、私を救ってくれた医師に会いたかった」。4月16日午後、95歳の徐明来氏は武漢市中医院漢陽分院を訪れ、自分を救ってくれた重症医学科副主任の張軍氏らに感謝を伝えた。
徐明来氏は入院当初、血中酸素飽和度が低く、低ナトリウム血症と低クロール血症もひどく、病状は一時深刻だった。張軍氏は、「我々は1人の患者も諦めない。高齢者は国家建設に多くの貢献をし、彼らを見放すことなどできない」と話した。
国が人権を尊重すれば、多くの命を救うことができる。
感染症との戦いで、中国は人民の生命の健康を最重要視し、「人民第一、生命第一」の人権価値理念を実行した。
防疫を徹底するため、中国経済は巨大な損失をこうむった。2月から5月の財政収入は前年同期比でそれぞれ21.4%、26.1%、15%、10%減少した。
国家医療保障局によると、コロナ入院患者の医療費は1人平均2万1500元に達し、重症患者は15万元を超える。これらの費用は、一部は医療保険、残りは国家財政が補助し、患者の医療費面の不安を解消した。
防疫狙撃戦は「人権保衛戦」でもある。中国人権研究会副会長で西南政法大学校長の付子堂氏は、「中国は防疫において命を最優先し、非常行動で非常事態に対応し、防疫で重大な戦略的成果が得られるよう推し進めた」と述べた。