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中米関係、明瞭な枠組みの構築が必要=王毅氏。
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王毅国務委員兼外交部長が5日、新華社の独占インタビューに応じた。王氏は次のように述べた。
中国の対米政策は連続性・安定性を保っている。同時に我々は中米関係の紆余曲折に向けた準備を整えている。根本的に論じると、中国を敵とするのは米国の深刻な戦略的判断ミスであり、自国の戦略的資源を間違った方向に投じる。中国側は終始、衝突と対抗を回避し相互尊重する協力・ウィンウィンの精神に基づき、米国側と共に調和・協力・安定の中米関係を構築しようと願っている。同時に我々は自国の主権、安全、発展の利益を毅然として守る。これは独立主権国の正当な権利だからだ。米国は「国連憲章」が掲げる各国の主権平等の原則を履行し、異なる制度・文明との平和的な共存を覚え、徐々に適応し、世界が多極化に向かう現実を受け入れるべきだ。
中米関係の国交樹立後で最も複雑な局面を受け、我々は中米関係の明瞭な枠組みを構築する必要がある。
（一）最低ラインを明確にし、対抗を回避する。中米関係が健全に発展するためには、相互尊重の堅持が重要だ。中国は米国の大統領選や内政に干渉しようとしたことがなく、干渉することもない。米国も自国の需要に基づき中国を改造しようとする幻想を捨て、中国の内部事務に対する理不尽な干渉を停止し、中国の正当な権益に対する乱暴な攻撃を停止するべきだ。
（二）ルートをスムーズにし、率直に対話する。対話は問題解決の前提であり、対話がなければ問題は増え続けるばかりで、さらにはコントロールを失う。中国側の対話の扉は開かれている。我々は平等・開放の態度により米国側と意思疎通・交流し、各レベル・各分野の対話メカニズムを再開することを願っている。
（三）デカップリングを拒否し、協力を維持する。中米の利益はすでに深く融合しており、無理なデカップリングは両国関係に長期的に衝撃を及ぼし、グローバル産業チェーンの安全及び各国の利益を脅かす。感染症を前にし、我々は米国側と共に感染対策や経済回復などの分野で互恵協力を展開し、感染対策の経験を相互参照・共有し、世界の感染対策をめぐる多国間協力に共に参加し推進することを願っている。
（四）ゼロサムを捨て、共に責任を担う。現在は世界的な問題が続出し、伝統的及び非伝統的な安全問題が入り混じっている。ほぼすべての国際及び地域の重要問題が、中米及び世界各国の共同対応を必要としている。中米双方は大国の責任を果たし、国連などの多国間メカニズムにおいて必要な協調・協力を展開し、共に世界の平和・安定に取り組むべきだ。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2020年8月6日
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