米国のアザー厚生長官が台湾地区を訪問したうえ、台湾地区の指導者・蔡英文氏と会談したことを受けて、外交部(外務省)の趙立堅報道官は10日の定例記者会見で「中国側は一貫して米国と台湾地区の公的往来に断固として反対している。すでに米側に厳正な申し入れを行った」と述べた。
趙報道官は「台湾問題は中米関係における最も重要かつ敏感な問題であり、『一つの中国』原則は中米関係の政治的な基礎だ。米側の行為は台湾問題において自らがした約束に深刻に違反している。中国側は米側に対して、重要分野における中米協力及び台湾海峡の平和・安定が深刻に損なわれることのないよう、『一つの中国』原則及び中米間の3つの共同コミュニケの規定を順守し、台湾地区とのいかなる形による公的往来・接触も止め、米国と台湾地区の実質的関係の格上げを止め、台湾地区関連の問題を慎重かつ適切に取り扱うよう促す」と強調した。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年8月11日