香港警察、「報道・言論・出版の自由を十分に尊重」

香港警察、「報道・言論・出版の自由を十分に尊重」。男9人・女1人の容疑者10人を逮捕した。彼らは香港国安法の、外国もしくは域外勢力と結託し国家安全を脅かした罪、詐欺共謀などの罪に問われている…

タグ:国安法 報道 言論 出版

発信時間:2020-08-13 11:12:01 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 香港警察は12日、新華社のインタビューに応じた際に、「香港警察は報道・言論・出版の自由を常に十分に尊重している。10日の行動は完全に法に基づく、国家安全を守るためのものだった」と表明した。


 香港警察は10日、香港各区で公務を執行した。男9人・女1人の容疑者10人を逮捕した。彼らは香港国安法の、外国もしくは域外勢力と結託し国家安全を脅かした罪、詐欺共謀などの罪に問われている。同行動は1社の報道機関と関連し、社会から注目された。香港警察は次のように表明した。


 10日の行動は完全に法に基づくものだった。容疑者の身元や背景を問わず警察は同等に扱い、関連する法律及び実情に基づき専門的に公務執行する。


 10日の行動は容疑者の違法行為を対象としたもので、特定の報道機関を対象としたものではない。警察は10日の行動について法律の規定及び手続きに基づき法廷に捜索令状を請求しており、かつ捜索令状の許可に基づき各地で捜査を行い、違法行為の証拠収集を行った。一部の容疑者の勤務先が報道機関であるため、警察は当該報道機関で証拠収集を行った。その間警察は機関の関連人員及び弁護士代表に捜査令状を何度も提示した。


 報道の自由は香港の重要な礎だ。10日の行動前、警察は関連人員に対して、証拠収集の際に報道資料に触れないよう特に注意を促した。証拠収集も当該報道機関の職員に付き添われ行われた。


 国家安全処高級警司の李桂華氏によると、今回の報道機関の証拠収集行動において、捜査員が調べ報道資料と判断した場合、これを押収しなかった。報道資料ではないことを確認した場合のみ、証拠物として処理することを検討した。同時に捜査行動において、警察は報道機関の営業を極力維持させた。例えば従業員の勤務を認め、出版活動への影響を回避した。警官を増員し、ごく短時間内の捜査終了を目指した。今回の捜査活動は約6時間で終了した。


 警察は10日の行動に関する取材について、「報道の自由及びメディアの取材の権利を常に十分に尊重している。行動の効果を損ねないことを大きな前提とし、警察はメディアによる取材にできる限り協力し、便宜を図る」と重ねて表明した。


 香港警察処警察公共関係科総警司の郭嘉銓氏によると、警察は10日の行動に対する市民の注目を理解しており、そのため警察公共関係科は行動を担当した現場の指揮官と積極的に意思疎通し、伝媒連絡隊を通じ現場で調整を行った。テレビ、ラジオ、新聞を含むメディア15社が警察の封鎖エリア内に入り、有利な位置でより近くから取材できるようにし、公務の透明性を上げた。警察によると、これは試験的な手配だった。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年8月13日

TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで