2005年8月15日、当時は浙江省党委員会書記であった習近平氏が同省安吉県を視察し、「緑水青山就是金山銀山」(緑の山河こそ宝の山である)という言葉を残しました。この提唱は科学に基づく論断でもあります。中国がここ数年、「環境保全の発展の道」と「質の高い発展の道」を歩んでいることは、国際社会から高く評価されています。これについて国連環境計画(UNEP)も「中国の経験は発展途上国の参考になる」と強調しています。
中国は今、生態環境の整備について40項目の改革方案を打ち出すと同時に、環境保護法や大気・水質・土壌の汚染防止に関する法律整備を進めています。これについて国連環境計画のジョイス・ムスヤ事務次長は、「中国は環境理念の教育に力を入れ、具体的な措置によって環境保護活動の進展を追跡し、その継続性を重視することで、成功を収めてきた。中国のこうした経験は他の発展途上国にとっても参考になる」と示しました。
「中国国際放送局日本語版」2020年8月15日